みなさん、お花はお好きですか?
「立てばシャクヤク 座ればボタン 歩く姿はユリの花」
昔から美人さんを形容する言葉にも使われているシャクヤクの花。
今回はそのシャクヤクの花が咲く5月に期間限定で営業している、「富岡しゃくやく園」の魅力をご紹介します!!
上黒岩のもみじ平総合公園から500メートル北に位置する「富岡しゃくやく園」へ、お花の旬の時期を見逃さないように、カメラを持ってレッツゴー!
付近の道路わきには【しゃくやく園】の看板表示があります。
今年で開園30周年を迎える「富岡しゃくやく園」。園内には、50種類5,000株のシャクヤクが栽培されています。全国的に見ても、これほど多くの種類のシャクヤクを楽しめる観光農園は珍しいそうです。
園内に一歩足を踏み入れると、気品のある甘い香りと色とりどりの花の姿に身も心も癒されます。
地元にこんな素晴らしいお花畑があるなんて、なんだか誇らしい気持ちになりますね〜。
まずは、シャクヤクの花をご覧ください!!
品種によって咲く時期が少しずつ変わるので、開園期間中は色とりどりのシャクヤクを楽しむことができます。開園期間は開花状況によって異なりますが、例年5月中旬が見頃となっています。
今年は5月8日にオープンし、初日から多くの来園者でにぎわいました。爽やかな陽気のなか、みなさんがお気に入りの写真を撮りながら園内のお散歩を楽しまれています。
「富岡しゃくやく園」代表・矢野隆一さんの奥さま、芳江さんにお話を伺いました。
ー 50年前から黒岩でシャクヤクの栽培を始められたそうですが、大変だったことはありますか?
芳江さん:上黒岩のこの辺りはベントナイトの採掘場だったので、ここの土はもともと粘土質なんです。花の栽培に適した土壌ではなかったので、まずはこの土地の土壌改良が大変でした。土が良くないと、きれいな花が咲きませんからね。
ー 50種5,000株ものシャクヤクを見られるのは圧巻の景色ですね。こんなにたくさんの種類があることに驚きました。
芳江さん:シャクヤクの花はもともとはシベリア、中国、モンゴルの原産ですが、いまでは西洋で品種改良が進み、花の種類が増えました。富岡しゃくやく園ではアメリカ産のシャクヤクの苗を仕入れて育て、華やかで多様な種類を観賞できます。
ー 園内のいたるところに鉄製のオブジェや木製の作品があり、とても素敵ですね。
芳江さん:主人の弟の矢野茂次が鉄製のアート作品を制作していて、彼が作ったオブジェを飾っているんです。木製のオブジェは、園内で大きく育ち過ぎたヒマラヤ杉を伐採して主人が趣味で作ったものです。
ー「黒岩産のシャクヤク」として知名度を上げているこちらのシャクヤクは、ネット販売もされているんですね。こちらのオンラインショップはいつ頃から始められたのでしょうか?
芳江さん:オンラインショップを始めて今年で3年目になります。コロナ禍でしゃくやく園に来てくださるお客様が減ってしまい、以前から興味があったオンラインショップの運営を始めました。大変な作業もありますが、遠方の方が品質の良いシャクヤクが届くのを楽しみに待っていてくれるので、それを励みにやっています。
「富岡しゃくやく園」では、黒岩地区にお住いの明るく元気なお姉さんたちが働いています!
最近ではインスタグラムの普及から若年層の来園者が多くなり、時代の変化を感じていると話す芳江さん。お客様が園内で撮影したシャクヤクの花をインスタグラムにあげてくれるのを、嬉しく思っているそうです。
みなさんもぜひ期間中にシャクヤクのお花に会いに来てくださいね!
「富岡しゃくやく園」のインスタグラムでは、園内のシャクヤクの開花状況などもご覧いただけます。
○開園期間:2022年5月8日~5月下旬(開園期間中は無休です)
○開園時間:10:00~18:00
○入園料:おとな400円(中学生以下無料)
園内には休憩スペースやベンチも設置してあり、飲料の購入も可能です。
駐車場・トイレ有り。小型ペット同伴OK。
「富岡しゃくやく園」のホームページでは、シャクヤクの栽培方法やお花の種類などが詳しく記載されています。芳江さんの息子さんがドローンで空撮された映像も必見です。
(マツオ)