富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2024.05.02 お店紹介、体験

子どもも大人も本気で遊ぶ!【妙義自然の家プラス】

妙義では今、妙義で暮らす愉快な仲間たちの手で、ある施設に新しい命を吹き込むプロジェクトが動いています。

 

その施設の元の名称は、「群馬県立妙義青少年自然の家」。

群馬県の西毛地区で育った人の多くが1度は利用したことがある、宿泊学習でお馴染みのあの場所です。

 

そもそもいつ施設が閉まったの?いったい誰が新しく始めるの??どんな施設に生まれ変わるの???と、頭の中がハテナだらけのみなさん!

その動きを追ってきた私ナカヤマが解説しますので、この楽しいプロジェクトに乗り遅れないようにしてください。

 

たくさんの人に知ってほしい大切なお知らせもありますので、ぜひ最後まで見てくださいね。

 

 

 


 

 

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妙義青少年自然の家は【妙義自然の家プラス】へ

 

 

所在地:富岡市妙義町諸戸1106地図

 

 

妙義山麓の約16,800平方メートルの広大な敷地に建つこの施設は、昭和46年の開所から50年間、宿泊体験学習の場として愛されてきました。

しかし少子化による利用者の減少などにより、令和4年3月をもって廃止に。

建物を所有していた群馬県と、土地を所有していた富岡市は、民間事業者への売却を行いました。

 

そして令和5年3月から旧妙義青少年自然の家の新しい所有者となったのが、一般社団法人いとのにわプラスです。

 

…いとのにわ って、妙義のキャンプ場の?

と思った勘のいいみなさん。そうです!以前まゆといとでご紹介した『いとのにわ』の水澤さんが立ち上げたのが、一般社団法人いとのにわプラス(略して「いとプラ」)なんです。

 

↓ 2020年の記事 ↓

【いとのにわ】 水澤 充さん・安津美さん

 

 

水澤さん一家が2018年に妙義に移住して以降、そのまわりには、素敵な仲間たちが続々と集まってきていました。

 

 

その一人が、建築士の坂口陽さん。

 

【MYG round】建築士・坂口 陽さん

 

 

地域おこし協力隊として妙義ビジターセンターで働く片山文恵さん。

 

【地域おこし協力隊】片山 文恵さん(妙義ビジターセンター)

 

 

そして、アーティストの松崎菜香さん。

 

妙義の暮らしと表現アート 松崎菜香さん

 

 

 

などなど…

 

 

 

いとプラのメンバー。(左から)坂口さん、松崎さん、水澤さん夫妻、片山さん。他にもサポートメンバーがたくさん!

 

 

出身地も職業もバラバラ。けれど妙義を愛する気持ちは強い個性的な仲間たちは、『いとのにわ』の近くにある自然の家がなくなってしまうのを見過ごすことができませんでした。

 

そこで水澤さんらは自然の家の新しい事業者の公募に応募し、めでたく選ばれ、この場所を【妙義自然の家プラス】として新しくスタートさせることになったのです。

 

以前の自然の家を取り戻すためではなく、さらにパワーアップした場所を作るために…。

 

 

 


 

 

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みんなを巻き込んで、全てを楽しむ!

 

 

施設を手に入れたからと言って、すぐに営業できるわけではありません。再生に向けたプロジェクトの道のりは長く、まだ始まったばかり。その最初の1年間の様子をお伝えしていきます。

 

 

レッツお掃除の会

 

 

昨年5月にまず着手したのは、施設の掃除。【レッツお掃除の会】と題して広くお手伝いさんを募集し、みんなの力を合わせて集中して作業を行いました。

 

私が参加した日の作業は、宿泊棟にある膨大な数の不用品を体育館まで運び出すというもの。 ひとつの目標に向かってみんなでワイワイ身体を動かす楽しさと、目に見えて片付いていく達成感で、とても爽快な気分になりました♪

 

 

ガレージセール

 

 

お掃除の会に続いて行われたのが、体育館での【ガレージセール】

宿泊棟や食堂から運び込まれた不用品を少しでも減らせたら…という気持ちで行ってみたところ、まだまだ使えそうな日用品や食器を格安で購入できて、ルンルンで帰宅しました♫

 

 

妙義妄想会議

 

 

7月から月に1回のペースで開催されているのが【妙義妄想会議】

「妙義でこんなことをやってみたい!」「こんな商品があったらいいな」など、その日のお題に沿ってみんなで妄想をしまくるこの会。会議と言ってもカタイ雰囲気はなく、「発言には一切責任を持たなくていい」というどこまでも自由なスタイルです。

 

思いがけない出会いがあったり、「私ってこんなことをやってみたかったんだ」と気づくきっかけにもなったり…この面白さは、参加してみないとわかりません!

 

 

夏まつり2023

 

 

8月には【夏まつり】も開催!体育館にやぐらを組んでみんなで盆踊りを踊ったり、飲食店が出店したりして賑やかに行われました。

なかでも目玉は、「子どもたちのためのお祭りルーム」。かき氷や落書きせんべい、釣り堀にスライム作りなど子どもの夢が詰まったお祭りルームは、大人禁制!売り手も高校生!通貨はスーパーボールで単位は「パワー」!?

 

子どもが自ら考えて行動する機会って、最近少なくなってきていますよね。子どもたちが目を輝かせて楽しんでいる様子に感動すると同時に、いとプラメンバーの企画力に拍手を送りたくなりました!今年の夏まつりも楽しみです♪

 

 

坂口さんが中心となって改修が進められているエントランス。

 

 

そして9月から地道に進められているのが、【公開DIY工事&掃除】

毎月「公開作業日」を設定し、集まったお手伝いさんたちと一緒に解体・片付け・ペンキ塗り・草刈りなどを行っています。

 

私はこれまでに、片付けと壁のペンキ塗りに参加。建物への愛着がぐーんと増しましたよ♫

 

 

 

 

これらの他にも様々なイベントを開催したり、外部のイベントに出店したりしながら、みんなを巻き込んで開業の準備を進めてきた妙義自然の家プラス。

いよいよ今年4月、その一部で営業がスタートしました!

 

 

 


 

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『妙義極楽カリー』OPEN!

 

 

 

 

1階の食堂だった部屋がオシャレなカフェに生まれ変わり、カレー屋さんが始まりました。

その名も『妙義極楽カリー』

鎌倉で10年営業を続ける専門店「極楽カリー」の店主さんとのご縁から、妙義でも常に極楽カリーが食べられるようになったのです。

 

 

骨まで柔らかくなった鶏肉にスパイスが効いたチキンカレー。サラダとホットチャイが付いて1500円。

 

 

妙義のイベントに出店していた極楽カリーを毎回食べていた私にとって、これはなんとも嬉しい出来事。

子ども向けの辛くないメニューも準備中だそうなので、今後の情報も楽しみにしていてください。

 

 

 

 

水澤さん夫妻とお話ししてみたい方も、ぜひ。

 

カフェのオープンは、毎週金曜と土曜の11:30〜14:30 (なくなり次第終了)です。営業日には変動があるので、カレンダーを確認してください。夜営業の日もありますよ!

 

いとのにわプラスホームページ

 

 

 


 

 

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段階的オープンに向けて、クラウドファンディング実施中!

 

 

カフェの窓から見えた景色。これから楽しいことがたくさん起こりそう…

 

 

カフェ部門のオープンは、あくまで最初の一歩。ここから段階的に、キャンプ場、お風呂&宿泊、公園&アスレチックと整備を進めていく計画です。

 

その計画の実現に向けて、妙義自然の家プラスでは現在、クラウドファンディングを行っています。(2024年7月7日まで)

 

 

妙義自然の家プラス クラウドファンディング特設WEBサイト

 

 

特設WEBサイトには、いとのにわプラスのこれまでの活動、メンバー紹介、妙義自然の家プラスの具体的な構想、集まった資金の使い道などなど、水澤さんたちの想いがたくさん詰まっています。ぜひ隅々まで読んでみてください。

 

個性的なメンバーならではの魅力的なリターンもたくさんあって、選ぶのも楽しいですよ。

 

 

 


 

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最新情報は新聞やLINEでチェック

 

 

毎月発行している新聞は、生涯学習センターでも入手可能。

 

 

施設の改修を進めながら、みんなで楽しめる企画を次々と生み出している妙義自然の家プラス。イベント情報やお手伝いの募集、最近の自然の家の様子などは、毎月発行している新聞やLINE公式アカウントで発信しています。

 

いとのにわプラスLINE公式アカウント

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いとのにわプラスFacebookページ

 

 

なんだか気になってきた…というみなさん。

人生をかけて「本気で遊ぶ」を追求する仲間たちと一緒に、妙義で遊んでみませんか?

 

(ナカヤマ)

 

 


 

 

 

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