富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2020.03.06ヒト、コト。

いとのにわ 水澤充さん・安津美さん

ある日、いつものようにSNSを開くと、友達がシェアしたひとつの記事が目に飛び込んできた。

 

 

 妙義山の麓に、キャンプ場をつくります! 

 

 

そう書かれたタイトル画像には、夜空の下で何やら楽しそうにしている人たちの姿。

驚いてすぐさまクリックすると、クラウドファンディングのページが表示された。

 

 

そこに書かれたプロジェクト内容を全て読んだ私は、そのまま会員登録をし、リターンを選択し、支払いをポチッ。

ここまでの時間、わずか数分。

 

興奮しながらSNSで記事をシェアすると、普段あまり反応をしない友達からも数々の「いいね👍」がついた。

 

 

私だけじゃないんだ。みんな思っていたんだ。

 

妙義山の魅力をもっと知ってもらい、

もっともっと楽しんでもらえるような「場」が必要なんだと…。

 

 


 

 

「一体何の話?」と思った人は、

こちらをクリックしてプロジェクトの内容をご覧ください。👇

 

 

『いとのにわ』

これからの地方の可能性を探求し、挑戦するプロジェクト ――

 

 

このプロジェクトを立ち上げた水澤さん一家にお会いしてみたい!

『いとのにわ』ができるまでをこの目で追いたい!

 

 

そんな気持ちを抑えきれず、

まゆといと編集部は水澤さんのお家にお邪魔してきました。

 

 


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たまたま、妙義の一軒家へ。

 

白雲山をバックに建つ一軒家。周囲に民家は少なく、人工的な音は何一つ聞こえて来ない。

 

 

『妙義少年自然の家』の手前あたり。と言えば富岡市周辺の人にはわかりやすいだろうか。

藪に囲まれた細い道に入り、「森の中に入っていくの?」と不安になったのもつかの間。パッと視界が開けてこのような景色が目の前に広がった。

 

大きくて綺麗な日本家屋に、様々な花木がたくさん植えられた庭。

 

この場所に水澤充さんと安津美さん、そして娘のいとちゃんが移り住んだのは、今からちょうど2年前のこと。

まずはそのいきさつが、気になった。

 

 

水澤さんの友人である塩津植物研究所の塩津さんが手入れをした庭。

 

 

― もともと妙義山周辺で家探しをされていたんですか?

 

充:実は、家を買う予定すらなかったんです。

東京にいる頃から、地方の仕事を受けて東京と地方を行き来していましたし、リモートワークもできるので、「どこか良い場所があれば移住もいいね」とは夫婦で話していました。

クラウドファンディングのページにもある通り、子どもが生まれるタイミングで東京から高崎市郊外のアパートに引っ越したんですが、1年半くらい経って更新をどうしようかという時に、妙義の家をたまたまインターネットで見つけました。

 

安津美:二人の働き方や、子どもがダウン症なので保育園のことなども色々と相談して、じっくりと暮らせる拠点を構えるのが良いかなと思うようになりました。

妙義に新しく保育園が建つという情報も見つけたので、そちらにも連絡をしたんですが、その時はまだ受け入れできるかはわからないという返答でした。

 

 

日当たりも見晴らしも抜群の庭には、季節ごとに様々な花が咲く。

 

 

安津美:妙義の家が環境も物件も良かったので、あとは保育園に入れたらなぁ…と思っていたら、すごくいいタイミングで問い合わせていた保育園の方からお電話を頂いたんです。いとを引き受けてくださると。それで「GO!」という感じで、ここに来ました。

 

― 導かれるようにこのお家にやってきたんですね!地域の方々の反応はどうでしたか?

 

安津美:私たちの親世代やおじいちゃん世代の方が多い地域なので、最初は「なんで若い人がこんなところに住むんだろう」と、みなさんびっくりしていました。

 

充:引っ越して間もない頃に畑仕事をしていた方に声を掛けたところ、たまたま地域の顔役の方で、とても良くしてくださって、いつも大変お世話になっています。

おかげさまで、野菜をいただいたり、畑を快く貸してくださったり、「鹿が獲れたよ。いる?」と連絡が来たり、所縁のない地に移住してきた私たちが地域のみなさんと繋がっていくことができました。

 

 

猪や鹿の解体にも挑戦中の充さん。妙義に来てから、わな猟免許を取得し猟友会に入会した。

 

 


 

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妙義に来やすい状況を。

 

 

― 『いとのにわ』は、仲間が集まる場所として始まったんでしょうか。

 

充:山があって、静かで、庭で焚き火ができて、とても良い環境だから僕たちだけで使っていてももったいない。だから、みんな遊びにきたらいいよ。という感じですね。

 

安津美:都会にないものを求めて来てくれた人たちと、焚き火を囲んでのんびりできる場があればいいな、と思ったのがはじまりです。お互い忙しくてあまり会えていなかった友達も、私たちが妙義に来てからは何度も遊びに来てくれるようになりました。

 

充:娘のいとがこの先どんなふうに成長していくかはわからないけれど、周りに仲間がいて、助け合いながら過ごしていける環境を作りたいので、たくさんの人に来てもらえる場にしたいと思っています。

 

安津美:私たちがいることで妙義に気軽に遊びにきてもらって、いろいろな交流が生まれたらいいですね。

 

充:僕たちは長く東京で過ごしていて、山へ登りに行ったり、郊外まで出かけてキャンプしたりと、そんなことが好きな仲間が多かったので、クラウドファンディングもそんな東京の友人に向けて発信していました。スタートしてみたら、地元の方にも応援していただき、意外と大きな反響があって驚いています。

庭で小ぢんまりやって徐々に広げていこうかなと思っていたんですけど、急いで裏の土地を使わせてもらう交渉をしました(笑)

 

― 「いとのうらにわ」ですね。読んでいてワクワクしました!

 

 

長年使われていなかった裏の土地の活用についても構想中。

 

 


 

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地域に新たな動きを作る。

 

 

― 充さんはフリーでWEB制作・デザインをされていて、安津美さんは東京の企業でテレワーク。今、ネット環境さえあればどこにいても仕事ができるという人は増えてきていますよね。

 

充:友人たちと「東京じゃなくて妙義に事務所を借りるのもいいね」とか「いま住んでいるところと妙義の2拠点生活も面白そうだね」と話しています。

僕らが地元の人と信頼関係を作ってこの辺の空き家を管理できるようになれば、そういった人たちが借りやすくなって、貸す側も安心できるかなと思うので、ゆくゆくはそういったこともできればと思っています。

 

安津美:東京にいたときに自由大学(社会人が集まるコミュニティ)で出会った友達はアーティスティックな人が多くて、ありがたいことにみんな「ここでイベントをやりたい」と言ってくれているので、キャンプ場として使ってもらいながら、イベントもやっていきたいです。子どもたちに向けたものもたくさん企画したいなと思っています。

 

― 富岡の人たちにとっても、いろんな世界に触れて刺激をもらえる場所になりそうですね。

 

 

「外で笛を吹くとすごく綺麗に響くので、静かな音楽会もやってみたい。」と安津美さん。

 

 

 

 


 


 

 

単なるキャンプ場ではなく、人と人との新たなつながりを生み出していく場になっていきそうな『いとのにわ』。

 

応援していきたいし、ぜひとも一緒に楽しみたい!!

 

キャンプはもちろんのこと、イベントに参加したり、改装した倉庫でお仕事をさせてもらったり、いとちゃんと踊ったり…とこちらの妄想も膨らみます。

 

 

この先もまゆといとは、いとのにわに注目していきます!

 

(ナカヤマエリ)

 

追記:2020年7月

いとのにわがオープンしました。

ご予約は下記のホームページから行うことができます。

いとのにわホームページ

 

 

 

 



 

藤田峠キャンプ場でキャンプとBBQを楽しもう!!

 

民泊『忠庵』に行ってみた!