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まゆといと

2023.07.21 子育て・10代・学生

群馬県立富岡高校JRC部 〜高校生パワーで地域を盛り上げたい!~

日頃から「地域の若者を応援したい!」と考えている

まゆといと編集部の目に留まったもの。それは…

 

富岡市子育て支援課のインスタグラム(ハピとみ)の、こちらの投稿です。

↓↓↓

 

 

今年度スタートした【富岡市子育て支援課と富岡高校JRC部が連携して情報発信をします♪】という企画に、ワクワク☆と期待が高まります!

 

◎元気な高校生に会いたい!

◎JRC部ってどんな活動をしているのかな?

 

「地域活動に力を入れている」とウワサの富岡高校JRC部に興味を持った私は、さっそく富岡高校におじゃましました。

 

 

 


 

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富岡高校JRC部

 

 

部員数は現在、3年生9名・2年生5名・1年生8名の計22名。

JRCとは Junior Red Cross の略で、青少年赤十字の意味があり、おもに地域や学校でのボランティア活動を行っています。

JRC部-活動紹介|群馬県立富岡高等学校

 

今回お話を伺った、左から上原瑞貴くん(1年)、野口絢加さん(副部長3年)、大澤由奈さん(2年)、 町田凛さん(部長3年)。

 

 

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気になる活動内容を教えて!!

 

 

ー 富岡高校JRC部ではどんな活動をしているのでしょうか?

 

町田さん:おもに地域や学校内のボランティア活動を行っています。学校内では、普段手入れができないような場所の清掃活動をしたり、昨年は中庭のベンチを綺麗にしました。元々あった5台のベンチの塗装が剥げて古くなっていたので、自分たちでデザインしてカラフルに塗り直したんです。

学校外の活動では、募金活動を行ったり、依頼があったお宅を訪問して「庭の草むしり」のお手伝いをしています。お年寄りの方からの依頼が多く、年間で4〜5件の依頼があります。

 

ー 庭の草むしり…それは地域密着型のすばらしい取り組みですね!

 

町田さん:よそのお宅の草むしりは、なかなかできない体験です。私たちが訪問するとみなさん喜んでくれるので、やりがいを感じるし、地域の方とお話したりふれあう時間を持てることも嬉しいです。

 

ー それは喜ばれますね。JRC部の活動として今年度からスタートした「富岡市子育て支援課」の情報発信のお話も聞かせてください。

 

町田さん:今年から富岡市子育て支援課と連携して、インスタグラムの投稿をすることになりました。市内の保育施設を取材して、先生の紹介や園の特色などの情報を発信していく予定です!学校を飛び出して高校生が取材撮影をするという新しいことに挑戦しているのですが、「記事にして発信する」という作業がなかなか大変だなと感じています。まだスタートしたばかりですが、子育て支援課の担当者とメールでやり取りをしたりPCで文章や写真を編集する作業は、普通の高校生活ではできない貴重な体験なので、ありがたいと思っています。

昨年まではコロナの影響もあり学校内での活動がメインでしたが、今年からは行動範囲も広がり、部活動に活気が溢れています。

 

ーさまざまな活動を行っているんですね。「JRC部=ボランティア活動だけを行う」というイメージが払しょくされました!ところで、みなさんはどんなきっかけでJRC部に入部したのでしょうか。

 

上原くん:僕は一年生でまだ入部したばかりなんですが、最初はJRCという言葉の意味も知りませんでした。部活動紹介で説明を受けてみると、富岡高校のJRC部は学校内だけではなく富岡市と連携した活動をすると聞き、そのスケールの大きさに心惹かれて。ふつうの高校生では体験できないような有意義な活動ができそうだなと期待して、ここに入部しました!

 

町田さん:私は中学生の頃から富岡高校JRC部の存在を知っていたので、「高校生になったら絶対にJRC部に入部しよう!」と決めていました。ボランティア活動を通して地域の方と関わりを持てる機会はとても魅力的で、その部分に惹かれました。今は3年生になり、自信と誇りをもってJRC部の部長をやっています!

 

ー みなさん、やる気に満ちていて素晴らしいですね。富岡高校JRC部の魅力はどんなところだと思いますか?

 

大澤さん:いろいろな種類のボランティア活動ができるところが良いと思います。ひとことでボランティアといっても、その内容は多岐にわたります。特に学校の外で活動ができるのが魅力で、地域の方と交流できるところがとても良いと感じています。私の母も部活動を応援してくれて、「高校でJRC部の活動をすることは貴重な体験で、今経験していることが、これから社会に出た時にきっと役立つよ。」と言っています。

 

ー しかし、楽しいだけではなくて「大変だな」と感じることもあるのでは?

 

野口さん:昨年まではコロナの影響で、活動内容も縮小していました。なるべく大勢の人との接触を控えなくてはいけない状況下で、「自分たちにどんな活動ができるのかな?」と困惑する場面も多く、コロナ禍でできる活動を考えることが大変でした。

 

ー 最後に、富岡高校の「ちょっといいところ」や「ちょっとした自慢」があれば教えてください。

 

上原くん:僕がこの学校に入学して「ちょっといいな」と思ったことは、生の音楽を感じられるところ。吹奏楽部や軽音楽部の生徒たちが中庭で練習したり、たまにミニコンサートをしているんです。昼休みにベンチ(われらJRC部が塗装した自慢のベンチ!)に座って生の音楽を聴きながら過ごすのは、最高の癒しで、この学校のイイな♪ポイントだと思います。

 

 

JRC部が塗装したベンチは、学生たちの憩いの場になっている。

 

 

 


 

 

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普段の部活動をのぞいてみよう

 

 

放課後におじゃまして、部活動の様子を見学させてもらいました。

 

この日は、今年の富岡高校文化祭『桜槻祭』で各部が使用した備品をリサイクル分別する、という作業を行うようです。

 

 

ずらりと並んだ備品の数々…果たして片づけられるのでしょうか?

 

 

町田さんが「これは何に使えるかな?」と声をかけ、部員全員でアイディアを出し合います。

 

 

 

 

「これは美術部に寄付しよう!」 「これはラベルをはがして再利用しよう!」など、意見を出しながらテキパキと仕分け作業が進みます。

 

 

 

1年生から3年生まで和気あいあいとして、とっても楽しそう。

生徒さんの一人が「これやってると、文化祭の準備をしていたときの感覚がよみがえるよね〜。」とつぶやいていたのが印象的でした。

 

部室で肩を寄せ合って作業をするみんなの姿を見ていると、青春がぎゅっと詰まったような、そんな感覚を私も思い出します(遠い目…)。

 

 

そんななか、教室内の別の場所でPCに向かう生徒さんを発見。。いったい何をしているのでしょうか?

 

 

黙々とPC作業をする 黒澤結さん(1年)

 

ちょっと気になり、お話を聞いてみました。

 

 

ー 集中しているところ失礼します!今、PCでどんな作業をしているんですか?

 

黒澤さん:先日伺った保育施設への取材記事をまとめているところです。文章を考えたり、写真を載せたり…。今までこのような作業をしたことがなかったので、いろいろと試行錯誤しながらやっています。記事を作成するのは大変な作業ですが、ひとつのことを作り上げることにやりがいを感じます。

 

ー 私も取材をしたり記事を書いたりする仕事をしていますが、高校生がこの作業をしているなんてスゴイ!みなさんを今すぐ「まゆといと」にスカウトしたいです(笑)。

富岡高校JRC部のみなさん、ありがとうございました。これからも応援しています!

 

 

 


 

 

 

今年に入ってできることが増え、世の中ではいろいろな活動が活発に動き始めました。

今回出会った高校生たちも、少し前までの学校生活では我慢を強いられ、歯がゆい思いをしたことがあったでしょう。

 

そんな現実を受け入れながらも、たくましく「自分たちにできること」を行ってきた彼らに、「よくがんばったね」という賞賛の言葉を贈りたい。

そして、これからは希望をもって無限の彼方へはばたいて欲しい!と、強く願ったのでした。

 

これからも「まゆといと」は、全力で地域の若者を応援していきます!

 

(マツオ)

 

 


 

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