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まゆといと

2021.06.2510代・学生

自転車企画 第三弾 ~自転車少年に会ってみた!の巻 ~

車社会と言われる群馬県。ですが富岡市内の市街地で生活するには自転車でも十分に事が足りるため、車を持たない人たちもいます。

 

生活の足としてはもちろん、レジャーやスポーツといった楽しみ方もある自転車にスポットを当ててみよう!ということで始まった自転車企画。

第一弾の高田川サイクリングロード、第二弾の上信電鉄「サイクルトレイン」に続く第三弾は何がいいかな…と話していたところ、移住定住コンシェルジュの鈴木さんから

 

「息子の友人に自転車が大好きな少年がいるんです。自分で自転車をカスタムしたりとか、、とにかく自転車愛が深いんです!!」

 

との情報をゲット。

 

 

自転車少年…その響きに青春を謳歌するエネルギーを感じ取り、ぜひぜひ会ってみたい!!と思ったのでした。

 

 

 


 

 

 

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いきなりのハプニング

 

 

 

今回の取材では、鈴木さんのご好意で彼女のお店である『book cafe ebisu』で自転車少年にお会いすることとなりました。(現在、カフェ営業はお休み中です。)

 

待ち合わせの時刻は、とある週末の午後2時30分。

しかし、自転車少年はなかなか現れません。

 

 

 

午後3時30分。。。まだ来ないな、どうしたんだろう??

居合わせていた鈴木さんも焦り出しました。

 

 

 

もう少し待って現れなかったら日を改めて取材しましょうか…

と話していると、やってきました!!午後4時に自転車少年到着です!!

 

 

遅れてきたのには事情があったようで、「事前にネット注文した自転車のパーツが今日届いて、その部品を自転車に付けていたらこんな時間になってしまって…」とのこと。

 

そうか、少年は今日の取材を受けるにあたり、ベストな姿の「マイ自転車」を写して欲しかったんだろうな…と自転車少年のこだわりを感じたのでした。

 

 

それではいってみましょう~!!

自転車少年に会ってみた!の巻、はじまりです。

 

 

 

 

【橋本 蒼空 (はしもと そら)くん 】

藤岡工業高校一年生(15歳)。富岡市在住。自身でカスタムしたロードバイクで、富岡~藤岡工業高校までの片道20キロを毎日45分かけて通学。 週末はロードバイクで県内外をサイクリングしている。

 

 


 

 

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自転車沼にハマったワケ

 

 

 

 

 

「今朝フレームの色を塗ってきました。塗りたてホヤホヤです」

 

橋本君が乗ってきた自転車をひと目見て「なんて美しい自転車なのかしら!」とそのシンプルなフォルムに見惚れてしまいました。

こだわりの詰まったこの自転車は、橋本君がパーツを組み合わせて作り上げたもの。 昨年の11月から作り始めて、およそ半年かけて現在の完成形になったそうです。

 

若干15歳の少年が、どうやって自転車の道にのめり込むようになったのでしょうか?

 

 

 

ー 橋本君がいつから自転車にハマったのか、きっかけを教えてください。

 

橋本 : 小学六年生の時に交通事故に遭い、その時に乗っていた自転車のホイールが潰れてグチャグチャになっちゃったんです。僕は大きなケガはなく無事だったんですけど(笑)。それで、潰れたホイールを外して新しいモノに入れ替えるっていう修理を自分でやることにしたんです。それが楽しくておもしろくて…今に至ります。

 

ー 自宅で自転車を修理するって、工具とか道具が無いと難しいですよね。もしかしてお父さんも自転車の趣味があったりしますか?

 

橋本 : 父は以前、自動車の整備士をしていました。昔から父は自動車を改造するのが趣味なので、一通りの工具は揃っていて。僕も子どもの頃から、父の工具のスパナやネジをオモチャにして遊んでいたんです。

 

ー なるほど~、幼少期から工具や部品で遊ぶという贅沢な環境があったんです ね。まさに修理工の英才教育!!それからずーっと自転車一筋ですか?

 

橋本 : 中学生の頃にはマウンテンバイクの競技を調べたり、乗ってみたりしていました。でもあるときロードバイクで走っている人を見て「速くてカッコいいな」と思って、ロードバイクにのめり込むようになりました。

 

ー ロードバイクはタイヤ幅が細くて、前傾姿勢で乗る自転車ですよね。

 

橋本 : 走り心地が良くて、路面を選んで乗ればパンクすることもほぼない、快適な自転車なんです。ロードバイクの魅力はひとことで言うと「終わりがない」かな。 パーツをいじる楽しさもあるし、細かい部品をネットや店舗で探すのも楽しい。さらに「自分で作ったロードバイクに乗って走る」ということがとっても気持ちいい。 自転車から見る景色は格別なんです。

 

ー 自転車が本当に好きなんですね。 しかし、パーツを買い揃えるのもお金がかかりますよね?ご両親が買ってくれるのですか?

 

橋本 : いいえ、自分のお小遣いでパーツは買います。お年玉を貯めたりして。いまはメルカリとかネットで中古の美品パーツを探すことが多いですね。すごく安くなっていたり、出品者の方が余っているパーツをオマケで付けてくれたりします。

 

 

〜 細かいパーツを買い揃えるのも楽しい ~

 

~ このフレームにパーツを継ぎ足して一台の自転車に仕上げていく ~

 

 

 

ー 橋本君は学校ではどんな生徒なんでしょうか?趣味と学業の両立は大変ではないですか?

 

橋本 : 勉強はちゃんとしています。勉強することも好きですよ。工業の授業が好きで、電気配線とか機械をいじったりとか。学校は楽しいし友達もたくさんできました。同じ趣味の友達もいて、週末に一緒に自転車旅をしています。僕のまわりで、いままで全く自転車に興味のなかった子が自転車にハマっちゃって…影響力が大きいのかな(笑)。

 

ー 趣味と学業を両立していて友達にも恵まれて、ご両親も理解があって、本当に良い環境ですね。 将来はどんな方向に進みたいですか?

 

橋本 : 手を動かすことが好きだから、モノ作りの製造系には興味があります。パソコンも好きだから機械系のエンジニアとかもいいかな。写真を撮ることも好きですよ。

 

 

 

そう言って橋本君は、自身が撮りためた数々の風景写真を見せてくれました。 週末や長期休暇には県外まで自転車で遠出をして、さまざまな風景を見て写真に収 める自転車旅をしているそうです。

 

一枚一枚の写真に思い入れがあり、旅の記録や背景のストーリーを丁寧に話してくれました。

 

 

〜 高崎市内の珍しい木の橋 〜 …まるで外国映画のワンシーンのよう

 

 

 

 


 

 

 

好きなことに全力で

 

 

 

取材の待ち合わせ時間に遅れて登場した橋本君。じつは今回の取材に対して事前に準備をしてくれていて、落ち着いた口調でたくさんの情報を教えてくれたのでした。

 

世界の自転車事情にも詳しく、アメリカやカナダのハイウェイでの自転車利用方法や交通事情などの話でも大いに盛り上がったり。

スマホゲームも大好きで、 いまハマっているクルマの改造ゲームについて熱く語る、という高校生らしい一面も見せてくれたり。

 

会えなかったらどうしよう…という最初の不安を見事に打ち消してくれました!

 

 

~ 鈴木さんの息子さんと自転車談義で盛り上がる橋本君 ~

 

 

 

現代はインターネットでなんでも調べられる環境も手伝ってか、若い世代が趣味を自身で探求することが容易になったように感じます。

市内の小中学校でも一人一台のタブレット学習の授業が徐々に始まっています。 使い方さえ間違わなければ、インターネットを通して多くの情報を得て、広い世界を知ることができます。

 

橋本君のように趣味と学業、生活のバランスを上手にとり、実りある青春時代を築くことができたらどんなに幸せなことでしょうか。

 

 

橋本君は趣味の自転車を通してたくさんの経験や知識を得て、それが自信に繋がり成功体験にもなっている…。5年後、10年後の橋本君がどんな青年になっているのか、いまからとても楽しみです!

 

 

 

 

今回の自転車少年との出会いを通して、とみおかの未来がとてもキラキラと輝いているような嬉しい気持ちになりました。

好きなことに全力で取り組み、真っ直ぐにつき進むパワーはかけがえのないもの。 私たちオトナもあの頃の情熱をもう一度思い出して、なにかにチャレンジしてみようかな?…そんな新鮮な気持ちをふと感じたひとときでした。

 

好きなモノがあるって、ほんとうに素敵なことですね。

 

 

(マツオ)

 

 


 

 

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