富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2021.04.06コラム

とみおか公園めぐり 〜宮崎公園編〜

とみおか公園めぐり6回目は、宮崎公園です。

 

宮崎公園と言えば「ツツジ」と「旧茂木家住宅」ですが、

実はこの2つ、とっても価値があるんですって!知っていましたか?

 

 

〈追記〉2020.4.22

宮崎公園が市指定文化財(名勝)に指定されました。

富岡市ホームページ

 

 

 

現在開催中の宮崎公園つつじ祭りに合わせて、

富岡市役所文化財保護課の職員さんイチオシの

宮崎公園のここがすごいよポイントをご紹介していきます!

 

 

 

【宮崎公園つつじ祭り】

5月16日(日)まで 

★プレミアムデー

4月24日(土曜日) 午前10時30分から午後2時まで

☆ 臨時駐車場あり

イベントの詳細は 富岡市のホームページ をご覧ください。

 

 

 

 

※本記事の写真は、昨年撮影したものを使用しています。

ツツジの開花状況は下記のページをご覧ください。

富岡市文化財保護課Facebookページ

富岡市観光インスタグラム

 

 

 


 

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宿場町の富豪が明治時代に築いた庭園

 

 

 

富岡市宮崎はかつて、姫街道沿いの宿場町として栄えていました。
その宮崎の富豪である鈴木城作氏が明治20年に築いた庭園が、現在の宮崎公園の基礎になっています。

 

ツツジ、サクラ、モミジなどの木が植えられた庭園は、坂道あり、断崖ありで、起伏に富んだ園内を散策できます。

高台にあるため眺めも良く、どの季節に来ても美しいですが、特にツツジの季節は絶景です!

 

 

昭和30年(1955)から市の公園として管理されている。入園無料、散策自由。

 

 

 


 

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つつじが岡公園に次ぐツツジの「質」

 

 

 

園内に植えられたツツジは約800本!

江戸時代の園芸品種や、近くの山に自生していたと思われる品種が植えられており、中には樹齢100年を超える古木もあります。

 

しかも専門家によると、県内随一のツツジの名所である「つつじが岡公園(館林市)」に次ぐ質の良さなのだそう。

 

 

 

 

ほとんどの木が丸く刈り込まれることなくワイルドな見た目なのは、枝を刈り込むと弱ってしまう品種のためで、放置されているわけではありません。

 

毎年美しい花をたくさんの人に楽しんでもらえるようにしっかりと手入れされ、富岡市の貴重な文化財として大切に保護されています。

 

 

品種は、ヤマツツジが約半数。オオヤマツツジ、リュウキュウツツジ、ミツバツツジなど10種類以上が確認されている。

 

 

4月から5月にかけて様々な品種が順々に咲くので、訪れる度に違った花が楽しめます。秋には「二季咲き」の花を見られることもありますよ。

 

 

 


 

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戦国時代に建てられた国内最古級の民家

 

 

 

宮崎公園内には「旧茂木家住宅」という古い建物が保存されています。

この建物、もともとは公園の南に広がる神農原地区にあった民家でした。

 

住んでいた茂木家は、江戸時代には神農原村の名主を勤めていて、先祖は戦国時代に神農原の山に存在した「大山城」の城主だったと言われています。

 

 

宮崎公園から見た神農原地区。

 

 

では一体、いつ頃建てられたものなのでしょうか。

使用されていた木材に記された文字や古文書などから、大永7年(1527)に建てられたと考えられています。

(大永7年がどんな時代なのか調べてみたところ、織田信長が生まれる7年前でした…)

 

これは国内に存在する板ぶき屋根の民家で最も古いと言われているんです!

 

 

昭和45年(1970)に国の重要文化財に指定。昭和52年(1977)に宮崎公園に移築された。

 

 

 


 

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旧茂木家住宅と今の住宅、何が違う?

 

 

居間にあたる「ざしき」、客間の「でえ」、寝室の「へや」の3部屋。

 

 

旧茂木家住宅と今私たちが住んでいる家では、一体どんな所が違うかな?と考えながら建物内を見学してみました。

 

太い大黒柱が直接屋根を支えている。梁がぐねぐね曲がっている。壁が土でできている。床板の隙間から地面が見える。部屋に囲炉裏がある。台所が土の上にある。屋根は竹と杉板で、上に石が置かれている…。

 

 

移築時に多くの素材は新しくなったが、大黒柱は移築当時のものをそのまま使用。うろこ模様は、カンナが使われる以前の造りで、手斧(ちょうな)によって削られたもの。

 

 

風が通り抜けて夏は涼しそうだな。

冬はどうやって寒さをしのいでいたのかな?

ここでどんなご飯を食べたのかな?

そんな風に戦国時代の暮らしを想像しながら見学すると楽しいですよ。

 

(囲炉裏はたまに火を入れることがあるそうです。見られたらラッキー!)

 

 

柱一本一本をよく見ると、古い木と新しい木が接合されているのがわかって面白い。

 

 

見学には100円(中学生以下無料、団体割引あり)がかかりますが、つつじ祭りのプレミアムデーや県民の日など、入館無料になる日が年に数回あります。

ぜひ「日本最古」を感じてみてください。

 

【旧茂木家住宅】

開館時間:10時~16時まで(入館は15時30分まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始

 

 


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公園内のその他の設備

 

【しののめ堂】

 

俳句の殿堂として平成7年に建てられた六角堂。

使用する際の問合せ先:TEL 0274-60-1230(文化課文化係)

 

 

【あずまや・遊具】

 

屋根付きのあずまや2ヶ所、ブランコ、小型滑り台あり。

※公園内は火気厳禁です。

 

 

【トイレ・駐車場】

 

公園の上に、トイレが併設された駐車場あり(約11台)。神成山ハイキングコースの駐車場にもなっているため、休日は混雑することが多いです。

※つつじ祭り開催中は臨時駐車場が開設されます。

 

↓ 公園の下にも3台ほど駐車可能です。

 

 

 


 

神成山ハイキングコースの拠点

富岡アルプスと呼ばれている神成山は、低山ながら9つのピークがあり、尾根歩きを楽しめる人気の山です。宮崎公園にハイキングコースの案内板が設置されていますので、ぜひ公園と合わせてお楽しみください。