富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2024.04.19 子育て、行政サービス

【ふぁんぐりっしゅサポーター事業】~たのしい!からはじまる最初の一歩♪~

みなさんは富岡市が行っている「ふぁんぐりっしゅサポーター事業」をご存じですか?

ふぁんぐりっしゅサポーター事業|富岡市

 

「ふぁんぐりっしゅサポーター事業」は、子どもたちに楽しみながら英語や海外の文化に親しんでもらえる機会を提供しています。

 

 

以前、まゆといとではこんな記事をご紹介しました。

「あたらしいコトはじめました!!」 富岡市こども課

 

あれから一年以上経った今、「ふぁんぐりっしゅサポーター事業」がどんな進化をしているのか!?気になったマツオが調査に向かいました!

 

 

 


 

 

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親子でわくわく!楽しい英語のひととき

 

 

向かった先はコチラ、新しい建物になった【富岡市子育て健康プラザ】です!

 

 

 

 

 

子育て健康プラザ2階「親と子のスマイルサロン」では、毎月最終週の火曜日に『ふぁんぐりっしゅイベントデー』を開催。ふぁんぐりっしゅサポーターのフィリピン人講師が毎月テーマを決めて、楽しい工作や英語の手遊びなどをとおして英語に触れられるイベントです♪

 

またイベントデー以外でも、毎週火曜日の午後は『ふぁんぐりっしゅデー』としてフィリピン人講師が常駐しています。英語に親しむ良い機会になりますよ。

 

『ふぁんぐりっしゅイベントデー』のお知らせは、富岡市子育て支援課のInstagramをチェック☟

ハピとみ(富岡市子育て支援課)

 

 

 

私が訪れた日は、「かわいい虫の冠を作ろう」というテーマでイベントが行われました。

 

 

~・~・本日のメニュー・~・~

🐞 工作コーナー(かわいい虫の冠を作ろう!)

🐞 講師たちと自由遊び

🐞 英語のうたの時間

 

 

 

 

講師たちは子どもたちが興味を持つような工作を考え、楽しい歌やゲームで飽きないように工夫を凝らしています。どのお子さんもキラキラと目を輝かせて、積極的に参加していたのが印象的でした。

 

うちの子は飽きちゃうかも…という方も大丈夫。イベント時間内もお部屋の遊具やおもちゃで自由に遊ぶことができます。工作も子どもたちの気分次第で、作っても作らなくてもOK!無理強いすることはなく、子どもたちの気持ちを大切にしてくれます。

 

そしてここでは講師たちが英語で話しかけてくれるのですが、どの講師もとても優しくて、初めての英語体験にはぴったり。親子で参加しているみなさんが自然と英語に親しんでいることに感心してしまいました。

 

 

 

 

工作コーナーを覗いてみると、二歳の女の子がケイ先生と一緒に、シールの数を「One・Two・Three」と数えながら楽しそうに工作していました。

ケイ先生は、「Can you put this sticker here? ―ここに貼れるかな?」 「You can pick any color you like! ―好きな色を選んでね!」 と、すべて英語で話しかけています。

 

英語の説明を聞きながら工作をする親子の様子を見ていたら、(こんなに小さい頃から英語に触れることができるなんて…ちょっとうらやましいぞ〜)とココロの声が溢れちゃいました。

 

 

 

 

お子さんと参加していたお母さんにお話を聞いてみました。

 

― ふぁんぐりっしゅイベントデーにはよく来ているんですか?

 

お母さん:先生たちがとても優しくて、子どもも私もこの場所が大好きです。毎月行われているイベントデーには、ほぼ毎回参加しています!工作も楽しいし、歌の時間もあって飽きないですね。ここでは親も英語に触れられるので、それもありがたくて良い機会です。

 

― なるほど、お子さんだけではなくてお母さんも生きた英語に触れることができるんですね!

 

 

 


 

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子どもたちが大きな世界に羽ばたけるように

 

 

ふぁんぐりっしゅサポーター事業について詳しいお話を聞きたい!ということで、 富岡市子育て支援課の白石さんと根岸さんにお話を伺いました。

 

 

(左から)根岸さん、白石さん

 

 

― 令和4年度から始まった【ふぁんぐりっしゅサポーター事業】ですが、この一年半の間にどのような活動を行ってきたのでしょうか?

 

白石さん:フィリピンで教員免許を取得した6人の講師が、二人一組で市内すべての保育施設(17ヵ所)を定期的に訪れています。幼児期から英語や外国文化に触れる機会を作ることで、本市の目指すグローバル人材の育成に繋がることを期待しています。また、令和5年度から0~2歳児を対象とした『ふぁんぐりっしゅイベントデー』を毎月行っており、こちらでは親子で楽しく英語に触れる機会を提供しています。

 

― 新しくなった「親と子のスマイルサロン」では未就園児も英語に触れる機会がありますが、保護者の方からはどんな声が寄せられていますか?

 

白石さん:令和4年9月から『ふぁんぐりっしゅデー』として毎週火曜日の午後に(保育施設などに通っていない未満児を対象に)講師と自由に遊んだり、触れ合える日を設けています。令和5年度からは、『ふぁんぐりっしゅイベントデー』として、講師が企画した月替わりのイベントを実施しています。外国人講師ならではの楽しい英語のゲームや手遊び、歌遊びなどを取り入れており、大変好評です。「子どもが英語であいさつするようになった」「英語の発音が良くなって驚いた」等の反響もいただいています。さらに、お子さんだけではなくお母さんも英語でのやり取りを積極的に楽しんでいるようです。

 

― 講師のみなさんは、日本での生活が初めてという方がほとんどだと伺いました。暮らしのなかで困ることがあった場合はどうしていますか?

 

根岸さん:私たち職員は日頃から講師たちとたくさんコミュニケーションを取り、何か困ったことがあればすぐに対応できるよう生活面での相談員を配置し、しっかりとしたサポート体制を作っています。講師たちはいつも明るく陽気で、ポジティブ志向なんです。そんな彼女たちと一緒にいるとこちらまで元気になり、パワーをもらっている感じです(笑)。彼女たちが心身ともに健康であることが一番大切なことなので、私たちはその部分もきちんと支えたいと思っています。

 

 

フィリピンの銘菓 !? ドリアンのお菓子を、子育て支援課の岩崎さんが試食する光景。なんとも楽しそうですね☆

 

 

― 日本の暮らしに慣れないうちは講師のみなさんも不安が多いのでは?と思いましたが、しっかりと配慮されているので安心しました。最後に、ふぁんぐりっしゅサポーターとしての講師の先生方のこれまでの活動を見て、どんなことを感じますか?

 

白石さん:講師たちは訪問先の園児の名前を覚え、話しかける際にそれぞれの名前を呼んで、 一緒に英語の歌を歌ったり、手遊びやゲームをしています。子どもたちも自分の名前を呼ばれることで嬉しいと感じ、「講師たちと仲良くなりたい」と思うようです。また、子どもたちが好きそうなかわいい工作を作ったり、アイディアも豊富で感心してしまいます。毎月行っている「ふぁんぐりっしゅイベントデー」でも季節に合わせた工作を用意してくれるので、まだ英語がわからない0~2歳児も工作をきっかけに自然と英語に興味を持ってくれているようです。つねに子どもたちに寄り添っている彼女たちの姿勢を見ていると「6人の講師が富岡市に来てくれて本当に良かった!」と 実感します。

 

 

 


 

 

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子どもたちともっと仲良くなりたい

 

 

イベントを終えた講師のみなさんにお話を聞いてみました。

 

 

(左から)ハナ先生・ベル先生・マリー先生・ミマ先生・ケイ先生(ラブリ先生は欠席)

 

 

― みなさんが富岡市にやってきて1年ほど経ちますが、子どもたちにどんな変化がありましたか?

 

ケイ先生:この一年くらいの間にとても大きな変化を感じています。最初のうちは英語を話すことを恥ずかしがり、照れていた子どもが多かったんです。しかし今ではみんなが自信を持って発言し、興味を持って英語のアクティビティに参加しています。

 

ハナ先生:市内のスーパーで買い物をしている私たちを見つけると、子どもの方から「ハロー!」と元気よく声をかけてくれることもあります。私たちも嬉しくて、その場で英語のやり取りをしていると、それを見たお母さんが「うちの子英語しゃべってる!」ってびっくりします(笑)。

 

― 子どもたちは先生のことが大好きなんでしょうね。とても自然に英語に馴染んでいて素晴らしいです。では、これから子どもたちとやってみたいことはありますか?

 

マリー先生:子どもたちと「英語で会話をすること」ができるようになったらいいなと思います。子どもたちは英語を聞く力が徐々についてきていて、私たちの言っていることをよく理解しています。 なので、これからは楽しみながら会話のやり取りができるように導いていきたいです。子どもたちに英語を好きになってもらいたい!そんな気持ちを大切にして、よりいっそう楽しい時間を共有したいですね。

 

 

カラフルな教材はすべて手づくり!この準備も楽しんでいます。

 

 

― 富岡市では小・中学校にもたくさんのALT(外国語指導助手)が駐在していますが、ほかの講師との交流はありますか?

 

ベル先生:はい、ALT同士の交流はあります!私たちはお互いに学校や保育施設でどんなレッスンをしているかを共有し、その成果も報告しています。子どもたちに評判が良かった英語のゲームなども紹介し合ったりして、ひとつのチームとして取り組んでいます。また、休日にはみんなで集まってフィリピンの郷土料理を作って食べたり、とても仲良しです!お母さんの味が恋しくなることもありますが…料理上手な講師がいるので助かりますね。

 

― 子どもたちが英語を好きになるにはどうしたらいいでしょうか?

 

ミマ先生:楽しい!という気持ちを持ってもらえることが一番です。そして私たちを好きになって、興味を持ってもらい、「この先生とお話ししたい!」という気持ちになってくれたら最高です。私たちも子どもたちのことを知りたいし、いろんなお話をしたいと常に思っているんです。これからも子どもたちとたくさん遊んで楽しい時間を一緒に過ごしたいですね。

 

 

 


 

 

いかがでしたか?

英語の勉強がなぜ必要なのか。そのことに疑問も持たず、必死に単語や文法を覚えていた。。そんなオトナ世代の方も多いと思います。私自身、今回の取材が「英語」について改めて考える機会になりました。

 

英語でコミュニケーションが取れるようになると、その先に広がる世界はずいぶんと大きなものになることは間違いありません。

ふぁんぐりっしゅサポーター事業では、「ワクワク」「楽しい!」という気持を大切にしながら、英語に触れる最初の一歩を応援しています。

 

子どもたちが未来に希望を抱き、大きな世界へ自由に羽ばたいていけるよう、地域ぐるみでサポートしていきたいですね。

 

(マツオ)

 

 


 

 

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