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まゆといと

2024.12.06 イベント

中学生パワーで盛り上げる!『妙義山 天空のイルミネーション』

今年も『妙義山 天空のイルミネーション』の季節がやってきました。

冬の一大イベントとして恒例となっている妙義山のイルミネーションですが、今年は何やら新たな試みがあるようです。

 

「今年は地元の中学生が、イルミネーションの飾りつけに参加します!」

こんな情報がまゆといとに寄せられました。

 

─ なぜ中学生がお手伝いすることになったのかな??

そんなハテナを解決するために、マツオが調査に向かいました。

 

 

そのまえに…

『妙義山 天空のイルミネーション』とは

 

昨年度の様子

 

 

今年で8回目の開催となる『妙義山 天空のイルミネーション』は、道の駅みょうぎ周辺の市営第二駐車場と、駐車場から伸びる遊歩道「俳句の道」を舞台とした、色とりどりのイルミネーションが夜空に輝くイベントです。

 

妙義山 天空のイルミネーション | しるくるとみおか

 

会場はコチラ↓

 

 


 

 

 

地元のイベントを中学生がお手伝い!

 

 

イルミネーションの準備作業を行っている現場を訪ねると、妙義中学校の一年生と二年生が飾り付け作業に取り組んでいました。

今年は初めての試みということで、中学生たちは駐車場の柵エリアの装飾を担当するようです。

 

 

 

 

事前に作成してきた図案を見ながら、各グループで一生懸命に飾り付けをしています。

図案のアイディアも生徒たちが考えたそうです!

 

 

 

 

電飾の絡まりを直したり、小さな電球を束ねて大きな光の球体を作ったりと地道な作業が続きます。

 

 

 

 

作業中の生徒さんにお話を聞いてみると、

「電飾を触るのは初めてで、慣れないから難しいです」

「細かい作業があって、イメージしていたのと違いました」

「このような作業は嫌いじゃないのですっごく楽しいです!点灯式が楽しみです」

などなど、いろいろな感想を聞くことができました。

 

 

 

 

およそ一時間ほどの作業を終えると、生徒たちは別の作業のお手伝いに向かいます。

 

 

 

 

手が空いた人から率先して他の作業に取り組む姿が頼もしいです!

 

完成したイルミネーションの全容は、12月8日(日)の点灯式にてお披露目となります。会場周辺は冷え込みますので、寒さ対策をしてお越しください!!

 

 

 


 

 

 

地域と繋がるコミュニティ・スクール

 

 

このイルミネーション装飾のお手伝いは、今年度から始まった妙義中の「コミュニティ・スクール」活動の一環として行われました。

 

コミュニティ・スクールとは、学校運営や学校の課題に対して、広く保護者や地域住民のみなさんが参画できる仕組みです。学校と地域が一体となり、子どもたちに様々な学びの場を与えることで、その地域の特性を活かした教育を行えるという利点があります。活動を通して子どもたちは地域住民の知恵や経験を共有することができ、さらに学校運営にも地域の声を活かすことで、特色のある学校づくりを進めていくこともできます。

 

今年度の妙義中のコミュニティ・スクールの活動では、「学習支援」「農業活動」「SDGs活動」なども行ったそうです。これからも地域の方と協力しながら、多様な学びや活動が期待できますね!

 

 

ではここで、「中学校と妙義山イルミネーションが繋がるまでのストーリー」を簡単に解説します!

 

💡毎年イルミネーションの装飾をしているのは(御年70歳オーバーの)妙義山岳会のみなさん

💡「人手不足と若いパワーを取り入れたい!」という妙義山岳会からの切実な願い

💡仲介役に入ったミョウギノツチ農園代表の加藤さんが、妙義中へ妙義山岳会の声を届ける

💡「妙義中のコミュニティ・スクールの活動として、妙義山岳会が行っているイルミネーションの装飾をお手伝いしよう!」

 

…なるほど、このような流れがあったんですね。

 

地元で遊べる農園を営むミョウギノツチ農園の加藤さんの存在は大きく、今回のイベントでも重要な役割を果たしています!

 

〈まゆといと過去記事〉

とうもろこし迷路はじめました!【ミョウギノツチ農園】加藤史也さん

ミョウギノツチ農園✕妙義中美術部『菊女怪異迷宮2023』

 

 

 


 

 

 

人手不足に若者パワーを注入!

 

 

妙義山岳会代表の中島 清さんにお話をお聞きしました。

 

 

妙義山岳会代表の中島 清さん

 

 

― 天空のイルミネーションは毎年、妙義山岳会のみなさんで装飾されているのですか?

 

中島さん:今年で8回目になりますが、始めた当初から山岳会のメンバーで飾り付けをしています。この地形を活かして、崖のような斜面に電飾を飾ると見栄えも良くてキレイなんだけど、山岳会のメンバーもどんどん高齢化しているから作業が大変なんですよ。手伝いたい!って人が現れてくれたらいいんですが、なかなかいなくてね。作業も昼間の暖かい時間帯に少しずつやっていて、準備期間は約一ヶ月を要しています。

 

 

 

 

― 今年は地元の中学生がお手伝いにきてくれましたが、どんなお気持ちですか?

 

中島さん:生徒たちと一緒に作業するのは楽しいですし、活気があっていいですね。中学生ならではのアイディアも取り入れられるので、イルミネーションのマンネリ化も防げるしね。

今年は初めての試みだから、みんな手探り状態だと思います。来年からは今年の経験を活かして、若者らしいアイディアでイルミネーションのデザインを考えてくれると思いますよ。これからが楽しみです。

 

― これからも地域のみなさんで作る妙義のイルミネーションを楽しみにしています!ありがとうございました。

 

 

 


 

 

【妙義山 天空のイルミネーション】

今年度は第1回・第2回と期間を分けて開催されるので、長期にわたってイルミネーションを楽しむことができます。日程などの詳細は「しるくるとみおか」をご覧ください。

妙義山 天空のイルミネーション | しるくるとみおか

 

12月8日のイルミネーション点灯式後には、甘酒の無料配布もあるようです!

 

〈イルミネーション点灯式〉

12月8日(日)16:50~

※点灯式当日は17:00に点灯します。

甘酒の数には限りがあります。

 

 

 


 

 

いかがでしたか?

 

中学生が地元のイベントに新しい風を吹き込んでいる様子を間近で見ることができ、地域の繋がりの大切さを改めて感じることができました。

さらに、中学生たちに丁寧に作業を教えている山岳会のみなさんの優しいまなざしが、とても印象的でした。

 

そんなエピソードをかみしめながら、今年のイルミネーションを観賞してみてはいかがでしょうか?みなさんのご来場をお待ちしています!

 

(マツオ)

 


 

 

ミョウギノツチ農園✖妙義中美術部『菊女怪異迷宮2023』

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