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まゆといと

2023.09.29 イベント

ミョウギノツチ農園✖妙義中美術部『菊女怪異迷宮2023』

またまたやってくれました!!

あのミョウギノツチ農園がこの秋、とうもろこし畑でちょっと変わった「お化け屋敷イベント」を開催しますよ~☆

 

「え、畑でお化け屋敷??」「お化け屋敷って夏のイメージだけど…」そんなナゾが頭をよぎって離れません。さらに今回のイベントでは富岡市立妙義中学校の美術部員がお化けを作っているというウワサも聞きつけました。

お化け屋敷と中学生のコラボとは、なんだかワクワクしちゃいますね♪

 

 

ミョウギノツチ農園がどんなところかは…昨年の記事をチェック☟

 

とうもろこし迷路はじめました!―ミョウギノツチ農園 加藤史也さん―

 

さてさて、いったいどんなイベントなのか、さっそく調査に行ってみましょう!

 

 

 


 

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お化けづくりは「楽しい!」

 

 

やってきたのは富岡市立妙義中学校です。

 

 

 

放課後の美術部にお邪魔して作業を見学させていただくことになったのですが、 ホラー系が大のニガテな私は「めっちゃリアルなお化けだっらたどうしよう…」とビクビク(汗)。

 

そんな不安な気持ちを抱えながら教室に入ってみると、 美術部顧問の永井先生と生徒たちがワイワイ楽しそうに作業をしているではありませんか!

 

 

 

 

お化けを作っているとは思えない明るいテンションにホッとしました。

 

一方、黙々と静かに作業をする生徒さんに目がとまり、話しかけてみることに。

 

 

PCに向かっていたのは、美術部部長の新井さん(中2)です。

 

 

ー 今はどんな作業をしているのですか?

 

新井さん:今回のお化け屋敷のテーマである『菊女伝説』を、わかりやすく文章にまとめています。イベント当日は菊女のお話をストーリーテラーが語るので、その台本のようなものを作っているんです。じつは私自身、妙義地区に古くから伝わる菊女伝説について、あまりよく知らなくて…。今回このイベントで深掘りすることができて、良い勉強になりました!

 

ー お化けの制作だけではなく、イベントに必要な細かなものも生徒さんが作っているんですね。ところで、ミョウギノツチ農園からお化け屋敷イベントのお手伝いを頼まれたときは、どんな気持ちでしたか?

 

新井さん:「うわーーーオモシロそう!!早くやりたい!!」って思いました。部活動として夏休み前からこの作業をしているんですが、大変だと思うことは全くなくて、「楽しい!」っていう気持ちしかありません。

 

ー じつは私も中学生時代は美術部だったんですが、こんなに大がかりな作品を作ったことはありません。中学生ではなかなかできない体験ですよね。。羨ましいです! それでは、イベントに来てくれるみなさんにメッセージをお願いします。

 

新井さん:私たちが一生懸命作ったお化けがどんなものなのか、ぜひ見に来てください。 そして、夜のお化け屋敷を思いっきり怖がってほしいです!!

 

 

 


 

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北米のハロウィンに憧れて、妙義ならではのイベントに!

 

 

お化け屋敷イベントの仕掛人である【ミョウギノツチ農園】代表の加藤史也さんにお話を聞きました。

 

 

加藤さんがまとっている㊙衣装は当日のお楽しみ!

 

 

ー とうもろこし畑でお化け屋敷をやろうと思ったのはなぜですか?

 

加藤さん:北米の農業地帯では Corn Maze (コーンメイズ)という巨大なとうもろこし畑の迷路がいたるところにあり、多くの家族連れで賑わうそうです。ハロウィンの季節になると、いろいろな装飾をしてホラーイベントをやっているところも多いんだとか。なので私も以前から、「とうもろこし迷路×ホラー」をカタチにしたいという思いがありました。

ある日インターネットで海外のハロウィン情報を調べていたら、 “昼間に見ても怖くなるような巨大幽霊” のオブジェが目にとまり、「これを自分で作りたい!」という衝動にかられました。そこで、とうもろこし迷路跡地に野外お化け屋敷を作って、この場所を楽しんでもらえるようなイベントを企画したんです。

 

ー ハロウィン!だから秋に「お化け屋敷」なんですね~。では、なぜ妙義中の生徒さんにお化けの制作をお願いしたのでしょうか?

 

加藤さん:生徒たちに「自分の作ったものが妙義に遊びに来た多くの人たちを楽しませている」という体験をしてもらえたらいいなぁ、と思い協力をお願いしました。 夏にも妙義中美術部にとうもろこし迷路入口ゲートの看板を作ってもらっていたので、今回もお願いしたところ快く引き受けてもらえました。

 

 

妙義山が描かれたとうもろこし迷路の入口ゲート(2023)

 

 

 

ー 生徒たちと一緒にイベント作りを進めるなかで、どんなことを感じましたか?

 

加藤さん:みんなと一緒に作業をすることはとても楽しかったです。それぞれの生徒が得意なことを活かしてくれたり、夏休み中も暑いなか学校へ通ってお化け制作に協力してくれたことは、本当にありがたかったですね。

今回は「私のアイディアを生徒たちに伝え、カタチにしてもらう」という関わり方だったのですが、企画自体をイチから一緒に考えることができたら、もっと生徒たちに面白がってもらえたのでは?とも思いました。

 

ー 加藤さん、生徒のみなさん、当日のイベントを楽しみにしています!!(私はキャーキャー大声で叫んでいると思いますが…笑)

 

 

 


 

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この地に伝わる悲しい伝説「お菊さん」とは

 

 

 

 

妙義を通るたびに気になっていたこの看板。「菊女之墓」と書かれていますね。 せっかくなのでお墓参りに行ってみましょう。

 

看板の矢印がさす方向へ歩いていくと、立派なお墓と碑が建立されていました。

 

 

 

 

【菊女伝説とは】

甘楽町小幡にある国峰城の城主・小幡信真の側女だったお菊は、とても美しく、城主の寵愛を受けていました。そんなお菊は、奥方や同輩に嫉妬され無実の罪を着せられてしまい、恐ろしい刑 (ヘビとともに樽に入れられ、池に沈められてしまう)を処せられました。 ※※ 諸説あり※※

 

なぜ妙義にお菊さんのお墓があるのかというと、お菊さんのお父さんが妙義町中里出身だった、という文献が残されているようです。

 

なんとも悲しいお話。ここでしっかりと手を合わせ、「取材にお伺いしております」とお菊さんにご挨拶させていただきました。

 

 

 


 

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さあ、夜のとうもろこし迷路へ!

 

 

美術部顧問の永井先生は、

「生徒が地域の大人と関わって学校外のイベントを一緒に作る、という経験はなかなかできないので、素晴しい機会をいただきました。なによりも生徒が楽しんで取り組んでくれて、私も嬉しいです。」

と笑顔で語ってくださいました。

 

今までもたくさんのワクワク企画を開催してきた、ミョウギノツチ農園の加藤さん。そんな地元のカッコイイ先輩・加藤さんと共に、ひとつのイベントを作り上げた妙義中の生徒たち。取材中は、加藤さんと生徒たちの距離感がとても近く、お互いを信頼し合っている素敵な雰囲気を感じました。

 

さあ、どんな恐怖が待っているのか!? みなさんも夜のとうもろこし迷路へ思いっきり怖がりにいきましょう〜!

 

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『菊女怪異迷宮2023』

 

とうもろこし迷路の跡地が、野外お化け屋敷に変貌!

枯れたとうもろこしが立ち並ぶ夜の畑では、見るもおぞましい怪異たちが、生者を奈落の底に引きずり込まんとさまよっています。あなたは迷宮を抜け、無事に生還することができるでしょうか?

妙義町に古くから伝わる『菊女伝説』を題材にしています。田舎で行われる斬新なハロウィンイベントを、ぜひお楽しみください!

 

開催期間:2023年10月7日(土)・10月14日(土)の二日間

営業時間:18:30~20:30(最終入場)

入場料:小学生以上 500円、未就学児 無料

※予約不要 ・ 雨天中止

天候が微妙な場合はミョウギノツチ農園のSNSでご案内します。

 

ミョウギノツチ農園ホームページ

ミョウギノツチ農園インスタグラム

 

 

 

 

 

最後に、夜のとうもろこし迷路の雰囲気を少しだけお伝えします。

 

 

 

↓↓ ⚠この下、閲覧注意⚠ ↓↓

 

 

本当に見ますか?

 

 

…いきますよ?

 

 

 

ギャー!

 

 

(マツオ)

 

 


 

 

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