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まゆといと

2023.10.13 イベント

街に音楽を。駅で音楽を。【富岡駅おん】

10月に入り富岡の週末はイベントが盛りだくさん。まゆといとライターたちの中でも「イベントが多くて追いつけな~い」と声が上がるほどで、あっちもこっちも行きた~い!と毎週末悩んでしまいます。

お子さんと楽しく遊べる所?友達とグルメフェス?地元のお祭り?気になるワークショップ体験?…みなさんはどんなイベントが好きですか?

 

今回は、以前まゆといとでご紹介した ウクレレマハーロの大野さん が委員長を務める「駅おん実行委員会」が行う音楽イベント、『富岡駅おん』をご紹介します。

私カネコはサルセーションのダンスチームとして『富岡駅おん』に参加しているため、カネコ目線の駅おんの楽しさもお伝えしたいと思います!

 

 

駅おん実行委員会のみなさん

 

 

 


 

 

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駅おんの楽しさを富岡にも

 

 

前橋や高崎では以前から、駅前で路上ライブを楽しむ音楽イベントが開催されています。出演者のジャンルは様々ですが、音楽を楽しむ気持ちはみなさん同じ。ロックバンドやウクレレ、フラダンスなど、仲間と活動しているグループのみなさんが参加し、演奏やダンスを発表をしています。

 

各地で開催されるイベントに出演していた大野さんも、駅前の音楽イベント『前橋駅おん』や『高崎駅おん』に参加。そこで「駅おん」の楽しさを知ってしまったそうです。

 

大野さんは「富岡にも駅があるんだから、『富岡駅おん』をやってみよう!」と自分たちで企画し、昨年7月に初めて『富岡駅おん』を開催。その後はイベントで知り合った仲間や「富岡でイベントをしたい」と考えていた仲間たちも加わり、『富岡駅おん』は回を増すごとに盛り上がっています。

 

 

今年の7月には「夕涼み会」と称して開催。猛暑の中でしたが、多くの観客の方々が駅おんを楽しんでいました。

ここで少しその様子をお伝えします。

 

 

会場は上州富岡駅前。夕方からのスタートでしたが、本当に暑かった。

 

 

ウクレレ演奏のお二人が司会をされました。浴衣姿がかわいらしいです。

 

 

駅を訪れた人や通りがかりの人も足を止めて見ています。

 

 

フラダンスとウクレレのコラボ。一気にハワイアンな気分です!

 

 

日が沈んできて、照明がつくとまた違った雰囲気に。素敵でした。

 

 

最後は “いい感じ” のナイトライブになりました。照明のセッティングもばっちりです。

 

 

 

 


 

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続けていくために立ち上げた実行委員会

 

 

大野さんに「駅おん実行委員会」を作ったきっかけを伺いました。

 

大野さん:駅おん初回はウクレレマハーロが主催で開催しました。イベントの準備は、日程調整や場所の確保、音響のセッティング、出演者をまとめたりと大変です。当日も朝から大忙しで、マハーロのメンバーだけではさすがに手一杯になってしまって。

 

出演グループによってマイクの本数を変えたり、楽器の音響のバランスを整えたり、あちこちと動き回る大野さんやマハーロのみなさんは大忙しです。

 

大野さん:イベントは徐々に盛り上がって、見に来る方も増えてきて。それに出演してくれる皆が心から楽しむ姿を見ていると、活動しているグループの大きな発表会みたいで。こういう発表会は今後も必要だなって思ったから、出てくれるグループを巻き込んで実行委員会を立ち上げました。

 

 

実行委員会では出演順やテーマなどを話し合います。「今回はハロウィン仕様でいきましょう。」

 

 

楽しいからダンスを続けている私としては、ステージで発表できる事に感謝です。お客さんに見てほしいなんておこがましいですが、そんな機会があるからこそ、日常の忙しさを頑張って乗り越える原動力になります。出演前の緊張も…大人になってこんなに緊張することはあまりないと思いますが…癖になってしまうのです (笑)。

 

大野さん:自分たちで開催する苦労が分かるからこそ、「みんなで協力してイベントを成功させたい」という気持ちになります。富岡には、個々で活動する方やイベントを開催している団体がいくつもありますよね。活動している方それぞれが “富岡を盛り上げたい” と思っていて、でも個々の力では限度があって…そんな人たちとみんなで協力したい!と思うけれど、情報が繋がらなくて。それに市内の公共施設を使いたくても、費用の問題だったり、制限だったりで思うようにいかない事もあります。そういった部分で、行政のお手伝いがあったらいいなと思っています。

 

 

 


 

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年4回の開催を目標に

 

 

 

 

駅おんの今後の展開についてもお聞きしました。

 

大野さん:少しずつではあるけれど、人との繋がりができると、次回の駅おんに出てもらったり、見に来てくれたり、そこからまた違う方へ広がっていく事もあるんです。同じことを繰り返すのではなく、少しずつ変えていったりしながら前進したいと思っています。出演団体も毎回同じじゃなくて、新しいグループも入ってくれると新鮮だからね。上州富岡駅に音楽が流れて、そこに人が集まってき て、商店街も活性化できたらいいよね。

 

大変なことも楽しそうにお話しされていた大野さん。現在は、年4回の駅おんの開催を目標にしているとのことです。

 

「駅おんに出てみたい」と思ったグループの方がいれば、いつでもウェルカムだそうですよ。発表する側だけが楽しむのではなく、聞いてくれる人たちにも楽しんでもらえるように、音響の設定やステージの演出などもみなさんで頑張っています。

 

賑やかで活気ある富岡であってほしいと思う気持ちが溢れている『富岡駅おん』。次回の開催日はこちらです。

 

 

【富岡駅おん】 

開催日時:10月22日(日)10:00~

場所:上州富岡駅前

 

 

 


 

 

今後は音楽だけでなく、マルシェなどのイベントともコラボ出来たら盛り上がるかもしれない…と、大人の夢は無限大です。

 

次は駅前だけでなく、市内のどこかで楽しい音楽が聞こえるかもしれません。通りがかりに音楽が聞こえたら、ぜひ足を止めてイベントを覗いてみてください。もちろん手拍子、大歓迎です!たまには音楽に合わせて体を動かしながら、心が弾むような時間を過ごすのもいいのではないでしょうか。

 

(カネコ)

 


 

ukulele MAHALO(ウクレレマハーロ)大野 英彦さん

【現代アートコレクター】飯野 光夫さん

地域イベントを発掘して、もっとローカルを楽しもう!