初めまして。
今年度、まゆといと市民編集者として担当させていただくことになりました、マツモトです。
生まれも育ちも富岡市。
2018年10月から『農家民宿ひなた』、2019年10月から『ゲストハウスなんじゃい』を主人とふたりで始めました。
よく「移住されて始めたのですか?」と聞かれます。
その度に、ここは主人が生まれ育った場所で、住み慣れた養蚕農家だと話します。
民宿は富岡市中沢の農村にあります。
宿を始めたのは、家の改修中にたまたま農家民宿という存在を知ったことがきっかけです。
当時西毛地区にはまだ一軒もなかったので、「今だ!やってみたい!」とワクワクとした思いで準備に取り掛かりました。
実際には開業の認可が下りるまで2年近く掛かりましたが、その間に自家栽培小麦を使用した料理や提供する体験内容などを試行錯誤して考えていました。
失敗の面白さを知ることができたその時期の経験が、現在提供している様々な体験に繋がっています。
玄関には自分たちで作った杉玉があります。
.
初めてのお客さまとの思い出
開業後初めての予約を確認したときには、うれしさと緊張で、お客さまが入るまで落ち着かず。笑
ですが夕食時にはいつの間にか会話が弾み、楽しい時間となりました。
そのお客さまは養蚕に関わる活動をしている地域おこし協力隊の方で、「実際に養蚕農家へ宿泊してみたかった」とのこと。
私たちが養蚕農家で育ったころの話や、隣にある地域の共同飼育所(現在は廃屋ですが残っています)の話などをすると、興味深く聞いていました。
今でも他県で養蚕を通じた活動を頑張っているので、私たちもずっと応援しています。
「初心忘れるべからず!」と思い出させてくれる存在です。
玄関から西の風景が好きで撮りためています。破風と鍬柄岳がきれいに見え、飛行機雲もきれいです。
.
お客さまが感じる 富岡の魅力
宿に来られるお客様は、ビジネス利用、ゴルフでの利用、登山での利用の他は、ほとんどが体験を目的としたご家族です。
「田舎の自然の中で、日常ではできない事を子どもに体験させてあげたい」と言って来られます。
虫かご持参で来るお子さんもいて、帰る頃にはたくさんの虫が入ったかごを、大事そうに持ち帰っています。
富岡市内の観光は富岡製糸場が多いですが、お子さんの年齢によっては群馬県立自然史博物館、こんにゃくパーク、群馬サファリパークといったスポットも人気です。
また富岡市には高速道路も鉄道も通っているので、交通手段が選べるという利点もあります。
中には「こんな場所に移住してみたい」、「仕事場にしてみたい」という声もあります。
麦刈りのようす
最寄り駅は上信電鉄の南蛇井駅です。
.
私が感じる 富岡の魅力
私もこの田舎の空と空気が好き。とっても居心地が良いんです。
だんだんと忘れてしまう方言だって、ご近所さんとの日常の会話で出てくるので、なっから和むんだいね~(笑)
春は鳥の鳴き声が目覚まし、うぐいすの鳴き声がとても可愛いです♡
田んぼにキジもやってきます。水田の時期になるとカルガモも泳ぎにきます。
田植えが済むころにはカエルの大合唱が始まります♪
天気の良い日は真っ暗な夜空いっぱいに星がキラキラ見えます。
夏はセミが鳴き始め、秋になるとコオロギやスズムシが鳴いて、四季の移り変わりも楽しめます。
冬はからっ風が吹いて寒いけれど、雪が積もることはあまりないので住みやすい場所だと感じています。
春の訪れを告げるオキナグサの花(左)とヤマウド(右)。
.
いろんな魅力を伝えていきたい
群馬といえば小麦の産地でもあるので、宿では自家栽培小麦を使用したパンやピザ、炭酸饅頭、季節の山野菜のやきもちなどを「おこじはん(おやつ)」に焼いたりしています。
中にはその小麦を種まきから行い、収穫を楽しんでいるお客様もいます。
富岡市に根付いている群馬の郷土料理「おきりこみ」の味も、大切に伝えていきたいと思っています。
左から、やきもち、炭酸饅頭、おきりこみ。提供する食材も、自家栽培野菜と地産地消にこだわっています。
また、薪割り体験も新たに取り入れています。
素材の玉切りをするにあたって先日、3日間のチェーンソー特別教育を受けてきました。
安全に使用する為に、まずは自分たちが体験を繰り返しています。
.
出会いとコミュニケーションを大切に
これまでに200組ほどのお客様との素敵な出会いがあり、その中で人との関わりの大切さや喜びを教えていただきました。
お客様から帰りがけにいただく「楽しかった、また来たい」という言葉に励まされて気づくのは、「人を笑顔にしたいという思いと行動が、自分の活力に繋がるのだ!」ということ。
家の前の麦畑
そしてこの『まゆといと』に出会ったことで、たくさんの人たちが町を、地域を、もっと元気にしようと活動していることを知りました。
私も地域がもっと元気になっていくよう、たくさんの方との出会いを大切にして、笑顔を共有していきたい!
これから編集員として活動させていただけることがとても嬉しく、感謝の思いです。
地域の方々とのコミュニケーションを大切にしながら、移住を検討している方にも富岡市に興味を持ってもらえるよう活動していきたいと思います。
そっと気持ちに寄り添いながら笑顔を分け合える時間と、居場所が作れたら…
どうぞよろしくお願いいたします(*^^*)
(マツモト)