富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2020.02.14 お店紹介、体験

民泊『忠庵』に行ってみた!

「民泊」という言葉を最近よく耳にしませんか?

 

民泊とは、自宅の一部や空き家、マンションの空き室などを貸し出して宿泊サービスを提供することを言い、営業には許可の取得と届出が必要になります。

 

外国人観光客の増加や仲介サイトの普及で全国的に増えている民泊サービス。

ここ富岡市でも、昨年春から営業を始めた施設があるんです。

 

それがこちら!👇

 

 

 

 

車載部品メーカーである株式会社ヨコオの創業者であり、富岡市名誉市民でもある横尾忠太郎さんが生前暮らした七日市の家。

 

その建物と庭園を丸ごと貸し切ることができるのが、民泊サービス『忠庵』です。

 

【忠庵ホームページ】

 

実は “お屋敷好き” のわたくし。ホームページを見て血が騒ぎました。

 

これは実際に見に行かなければ。そして地元民が宿泊以外でこの場所を利用するチャンスがあるのか確かめねば…!

 

 

玄関には「富岡市名誉市民 横尾忠太郎旧邸」「忠太郎庵」の文字が。

 

 

というわけでやって来ました!

 

出迎えてくださったのは、こちらの民泊を運営する徳間淑子さん

忠太郎さんの孫にあたり、小学校1年生まではこちらにお住まいだったそうです。(撮影NGですが、とても素敵な方です♪)

 

広すぎるお庭に緊張し、立派な玄関に「うわ…」「すごい…」としか言葉が出ない編集部のメンバー。キョロキョロしながら徳間さんの後を着いて行くと…

 

 

調度品のひとつひとつに目を奪われる応接間

 

 

―こ、ここに座ってもいいんですか!?

 

徳間さん:お客様がいらっしゃると必ずこちらでお茶を点てて、お抹茶と一緒に和菓子をサービスさせていただいています。

 

―こんな空間でお抹茶と和菓子をいただけるなんて感激です!ところでこれらの調度品は、どなたが収集されたんですか?

 

 

博物館で夢見た、絵画や工芸品に囲まれた生活が体験できる。

 

 

徳間さん:父が趣味で集めたものです。この家はしばらくの間、常に誰かが住んでいるという状態ではなかったんですが、父が東京から富岡に来た時にはこの家に泊まっていました。

 

ー別荘のように使われていたんですね。民泊として開放しようとお考えになったのはなぜですか?

 

徳間さん:富岡には宿泊施設が少ないなと思い、私が父に提案したんです。それから自分で県庁に行き、指導を受けて民泊の許可を取得しました。

 

 

3つある寝室のひとつ。ベッドで寝たい人はこちらの洋室へ。

 

 

ー民泊の許可を取るのは大変でしたか?

 

徳間さん:いいえ、難しくはないですよ。改装も特にせず、火災報知器をつけたくらいです。3週間くらいで許可がおりました。

 

ーちなみにこちらの建物はいつ頃建てられたんでしょうか?

 

徳間さん:1955年です。この建物は気学に基づいて設計されていて、方位や空気の流れを考えた配置になっているんです。天井の四隅には空気口があるんですが、これは全てのお部屋にあります。

 

 

天井の四隅には空気口があり、空気の流れを良くしているそう。

 

 

徳間さん:夏に窓を開けておくと、風がよく通って本当に気持ちがいいんですよ。

 

―ここに来てからずっと幸せな気分なのは、もしかしたら気学のおかげ…?

それにしても建物全体が綺麗に保たれていて、築65年とは思えません。徳間さんのお掃除の腕があってこその居心地の良さですよね。

 

 

まるで旅館の客室のような1階和室(寝室)

 

海外からの旅行客にも喜ばれそうな2階和室(寝室)。

 

 

ーこれまでにどのような方々が宿泊されましたか?

 

徳間さん:海外はシンガポールからもいらっしゃいましたし、東京、神奈川、あとは下仁田の方もいらっしゃいました。

 

ーお近くの方も。意外です。

 

徳間さん:古希のお祝いと快気祝いと俳句の受賞祝いということで、御婦人の方々だったんですが、お家で作ったお食事を持ち寄ってパーティーをされていました。

 

 

食事の提供はないが、キッチンは使用可能。食器も美しい。

 

 

ー近場で、誰にも気を使わず、ちょっと贅沢な時間を過ごす。そういった使い方もいいですね!

 

徳間さん:富岡製糸場と貫前神社を見学した後、釣り堀に行ってからお庭でバーベキューをするというコースで過ごされた方々もいらっしゃっいました。6〜9月はバーベキューセットをお庭にご用意するんですよ。

 

ー材料を買ってきて、日本庭園を眺めながらのバーベキュー。それもいいなぁ…。

 

 

清潔感のあるバスルーム

 

 

徳間さん:こちらでお食事を提供することはできませんが、レストランをご紹介することもできます。キッチンもお風呂も使っていただけますし、自分の家のように過ごすことができるので、みなさんに本当に喜んでいただいています。

 

ー温泉に行ったりレストランに行ってみたり、お酒を買ってきてワイワイ楽しんだり、自由な楽しみ方ができるのも魅力ですね。

ただ地元民としては、宿泊だけでなく、レンタルスペースのような使い方ができると嬉しいなと思うのですが…。

 

 

明るい茶室

 

 

徳間さん:午前中だけ、午後だけ、一日といったように時間を区切って、会議や接待などで使っていただけないかと考えていたところです。(※料金は現在検討中)

 

ーそれはよかった!お友達で集まったり、ロケーション撮影だったり、いろんな使い方ができそうですよね。

お庭も素敵なので、気軽に訪れることができるイベントが定期的に開催されたらいいなぁとも思ったり…。四季折々のお庭が見てみたいです!

 

徳間さん:ぜひいらしてください♪ 特に4月〜6月はいろんなお花が咲いて綺麗なんですよ。

 

 

徳間さんがこまめに手入れをしている庭。春になると様々な花が咲く。

 

 

忠庵の魅力をたくさんの人に知って欲しいですね。

新しい試みが始まった時は、まゆといとでも随時お伝えしていきます!

 

 


 

春と秋に開催『忠太郎庵展』

 

 

毎年4月・11月頃に2日間ずつ開催されている

株式会社ヨコオOB・OG主催の『忠太郎庵展』。

忠庵にて、絵画や陶芸・写真などの趣味(プロ級!)の作品展示とお茶会が開かれます。

 

どなたでも入場可能ですので、ぜひこの機会に訪ねてみてください。

 

 

 

(ナカヤマ)

 



 

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