富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2021.06.04 生活、イベント等

高校生も参加して「とみおか未来会議」やっています!

『とみおか未来会議』って、ご存知ですか?

 

 

私がこの会議を知ったのは、2020年の秋。

夫に、富岡市役所からこんな手紙が届いたのです。

 

 

 


 

『とみおか未来会議』とは、無作為に選ばれた市民が特定のテーマについて話し合うための場です。

 

2019年度は「子どもの遊び場」をテーマに話し合い、議論結果をもとに富岡市の「子どもの遊び場基本計画」を策定しました。

 

2020〜21年度は「地域づくりの推進 〜みんなでとみおかの未来を考えてみませんか〜」がテーマです。

日常生活で感じている身近なことについて、それぞれの立場から自分・地域・行政にできることを考えてみませんか?

 


 

 

という内容。

 

 

夫は長野県出身で、職場は高崎市。富岡市民歴も浅いけれど…

富岡市への理解を深めたい。

行政がどんな取り組みをしているのか気になる。

という理由で応募し、参加することになりました。

 

 

私も夫と一緒に市役所に出掛けて会議を傍聴したのですが、驚いたのはその雰囲気!

 

行政主催の会議=堅苦しい雰囲気」というイメージがあったのですが、

なんだかとっても穏やかで、リラックスした雰囲気でした。

 

それもそのはず。

委員(=参加者)を「無作為に選んだ」からこそ、

普段あまり行政の会議とは縁がない、女性や若い世代が集まっていたのです。

 

 

 

 

市の担当者によると、委員の平均年齢は41歳で、男女比はほぼ半々だとか。

 

その中にはなんと制服姿の高校生の姿もありました。

市内にある2つの高校の協力により、数名の生徒が参加しているそうです。

 

高校生以外の委員も、会社員や専業主婦、保育士や司法書士など、個性豊か。

 

会議に参加した理由も、

生まれも育ちも富岡で、地元のために何かしてみたい。

PTA活動に関わっていて、子育て環境に興味がある。

無作為で選ばれ、自分を変えるチャンスだと思った。

と、十人十色でした。

 

 

 

 

【とみおか未来会議(2期目)の参加者】

○無作為抽出からの応募…37人(10~60代が参加、うち8割を30~50代が占める)

○高校生(富岡高校・富岡実業高校)…13人

○市職員・地域づくり協議会の関係者…13人

○進行役・コーディネーター(一般社団法人構想日本)…2人

○ナビゲーター(移住定住コンシェルジュ・『まゆといと』編集者※)…2人

○事務局(市地域づくり課職員)

※ホシナは第2回目より、『まゆといと』編集者としてナビゲーターという立場で参加しています。

 

 


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どんな議論がされているの?

 

 

 

会議では委員を2組に分け、主に日頃の生活で感じたことを元にした、リアルな富岡の現状と課題についての意見交換を行っています。

たくさんの意見が出ていたので、いくつかピックアップしてご紹介します!

ちなみに、議論結果は市への改善提案として提出される予定とのことです)

 

 

 

【課題に感じること】

 

● 人口減少(若者流出、高齢者増加)

➜ 地域・PTA・育成会などの人員不足。

➜ 学校の活動に制限が出る。(実例:大人数でやる部活動ができない)

 

 

● 交通安全・災害対策・空地空き家問題

➜ 荒地の雑草が生い茂り、通学路が荒れる。

➜ 高齢者の危険運転、孤立。

 

 

● 地域間の差

➜ コンビニやスーパーが遠い。

➜ 小中学校の統廃合でどうなるのか心配。

 

 

● 市民が富岡の魅力に気づいていない

➜ 魅力を感じて移住している人もいる。

➜ PR が弱い。SNS での発信をもっと活用するべき。

 

 

【魅力に感じること】

 

● 自然環境が良い、ほどよい田舎

➜ 都会に比べ開放感があり、ド田舎ではない。

➜ 空が広く見渡せ、景色が良い。妙義山、大塩湖など。

 

 

● 子育て・生活がしやすい

➜ 幼稚園・保育園に困らない。スーパーが多い。

 

 

● 愛タク(乗合タクシー)

➜ 高校生も利用している。

➜ 乗降場所・台数がもっと増えれば、もっと便利になる。

 

 

【富岡をもっと良くするアイディア】

 

● 市民がインフルエンサーになる。共通のハッシュタグを使い、みんなで魅力を発信する。高校生にもできる。

 

● 企業を誘致する。交通アクセスがいい(富岡ICがある)ので、空いた農地を利用し、原材料を作るのも良い。空き家をテレワークの場として提供する。

 

● 富岡の魅力を掘り下げる。移住した人たちが富岡を選んだ理由を情報共有したり、身近な人と考えたり、新しいものを作ったりして魅力を開発・発信する。

 

● 個人の繋がりを大切にし、声を掛け合い、地域のイベントへ積極的に参加する。新たなイベントにチャレンジする。

 

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みなさんも、共感できる部分があったり、自分の意見が出てきたりしませんか?

 

 

第3回目はオンラインで開催。

 

 

 


 

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委員(参加者)の感想

 

 

●「 無いもの・マイナス面を嘆くのではなく、富岡にあるもの・魅力に気づくことができた。最初は問題点ばかり気にしていたが、徐々に明るい方向に考えられるようになった」

 

●「若い人は頼りがいがない、任せられないと思っていたが、そんなことは全くなかった。自分とは違う視野で、よく考えていることが分かった。新しい見方が大切だと実感し、自分の考えが180度変わり、感動した

 

●「色々な年代が集まる会議自体が貴重な場だと感じている。なにか一つでも、この会議の成果を出してみたい」

 

 

 

同じ富岡市に住んでいても、環境や年齢の違いによって見えていなかった世界が、会議の場を通じて見えるようになった方が多かったようです。

 

 

 


 

 

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「自分ごと」にすると、できることが見えてくる?

 

 

 

『とみおか未来会議』のコーディネーターは、会議の大きなポイントとして以下の2つを挙げていました。

 

① 参加者が「自分ごと」として、自分が住む地域の課題・魅力に目を向け、
考えられるようになってほしい。

 

② 未来会議は「会議の落としどころ」がないからこそ、自由に意見交換できる。

 

 

若い人も臆せずに、まちの未来について話し合える…

そんなフラットで開かれた場があること自体が、富岡市の魅力なのかもしれません。

 

そして、『とみおか未来会議』を一つのきっかけとして、富岡市の課題を「他人ごと」ではなく「自分ごと」と考えられる人が増えれば、富岡市の可能性も、もっともっと広がっていきそうですね。

 

 

 

そんな『とみおか未来会議』後半の部は、2021年6月からスタートします。

傍聴自由ですので、この記事を読んで「ちょっと興味が湧いた!」という方は、ぜひ次回の傍聴席へお越しください

新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、傍聴ができない場合もございます。詳しくは富岡市役所地域づくり課(TEL0274-62-1511)までお問合せください。

 

 

 

「とみおか未来会議」の次回の予定やこれまでの会議内容などの詳細は、市役所のホームページをご覧ください。

令和3年度とみおか未来会議|富岡市ホームページ

 

 

 


 

 

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ハッシュタグ「 #とみおかの魅力 」使いませんか?

 

 

まゆといとInstagram のように、沢山の人の投稿で「#とみおかの魅力」が並んだら素敵だと思いませんか♡

 

 

 

さっそく私も「自分ごと」化して、スグ実践できることから始めたいと思ったので…『まゆといと』を読んでくださっている方々にも、ご提案です!

 

みんなで共通のハッシュタグ「#とみおかの魅力」を使いませんか?

 

Instagram や Twitter などのSNSで富岡市のステキな情報を投稿するときに「#とみおかの魅力」をつけておけば、蓄積された情報が一目瞭然!

私も今後の投稿には忘れずに付けていきます。みなさんもぜひぜひ「#とみおかの魅力」をつけて投稿してくださいね♪

 

 

 

(ホシナ)

 

 

 


 

 

 

 

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