こんにちは、ホシナです。かなり久しぶりの記事になりました。
今回は、2020年にご紹介した同級生の記事「運命のいたずらで塾長に?黛 直樹さん」の“その後”をお届けします。
実は、あのとき紹介した塾が、さらに面白いことになっているのです。
前回の記事では、黛先生が塾長になった経緯やフィリピン留学について書いています。そちらも読んでいただくと、黛先生の人柄がより伝わると思います。
今回は、そんな黛先生の新しい取り組みを、私ホシナが塾生に紛れてフィリピンへ行ってしまった体験も交えながらご紹介します。
茂木進学塾から「学びの場 マル直」へ
2026年4月、黛先生は先代から引き継いだ塾の名を、「茂木進学塾」から「学びの場 マル直」へ変更しました。
そこにはどんな想いがあったのでしょうか?
黛先生:先代の苗字である「茂木」は、「生い茂る木」を連想できることもあり、とても気に入っていました。塾長になる際、先代から「塾名を変えてもいい」と言われても、変えるつもりはありませんでした。
ただ、今になり「進学塾」という名前に違和感を覚え始めました。私が子どもたちに伝えたいのは、進学のためだけの勉強ではなかったからです。
「学びの場 マル直」に込められた意味とは?
黛先生:まず意識したのが、2023年から始めたフィリピンへのプチ留学企画「MALスタディツアー」です。
MALは、「Make A Life. Make A Live. (生きるを学び、いきいき生きよう)」という理念を込めた名称で、JALをもじっています。
私が子どもたちに教えたいのは、単に教科書をなぞるだけではない「生きた学び」です。その学びを提供できるのが、このツアーです。
さらに、子どもの可能性に「マル」をつけて、道に迷ったときにも滞ることなく真っ直ぐ進めるように整え、出会いと循環を届ける学びの場でありたい。そんな想いも込めて名付けました。

黛先生:この写真は、2025年のスタディツアーのものです。左は、アートを通じて木々の大切さを伝えている、環境家でありナショナルアーティストでもあるリカルド・オベンザさん。絵をプレゼントしてくださったのですが、茂木進学塾の名前も漢字の意味もお伝えしていなかったのに、生い茂る木、そして循環を表す枝が描かれていたことに驚きました。
右は、訪問校の学長・チェリーさんです。ぐんまちゃんを贈呈し、とても喜んでいただきました。
MALスタディツアーで学べること
新しい塾の名前にも影響している「MALスタディツアー」は、今年で4年目を迎えます。黛先生が強い想いを持って実施している短期留学プログラムで、小学5年生から大人まで、幅広い年代が参加できます。
修了証も発行されるため、中高生は【総合型選抜(AO入試)や課外活動の実績】として、大学生は【課外活動・学外活動証明・学術的・国際活動の実績】として活用することも可能だそうです。
とはいえ、それ以上に魅力なのは、人生に大きな影響を与える冒険が詰まっているところ!
今年の8月には、フィリピン・セブ島北部へのツアーも予定されています。
昨年、セブ島で地震の被害があった際には、黛先生はいち早く支援金を募り、現地チームと連携して「顔の見える支援」を行いました。今回のツアーでは、その被災地訪問も予定されています。
ツアーの概要、募集内容については、黛先生が情報をまとめていますので、そちらをご覧ください。これまでに参加した子どもたちや保護者の体験談も紹介されています。
⇒ 黛先生のnote 「アタリマエを飛び出そう|2026 MAL スタディツアー セブ島北部」
ここからは、2025年のミンダナオ島へのツアーに参加したホシナが、黛先生に負けない熱量で『行ってよかった!おすすめポイント』を3つに絞ってご紹介します。
これから開催される2026年のツアーとは行き先も内容も異なりますが、「文化・冒険・大自然」という3つの柱を軸にした学びが組み込まれているのは同じ。
内容が毎回変化することも魅力のひとつで、子どもたちはもちろん、大人にもぜひチャレンジしてほしいツアーなんです。
私自身、海外は初めてではなく、これまでに北京・上海・台湾・韓国・グアム・ハワイ・オーストラリア・スリランカを訪れてきましたが、これほど濃厚な旅は初めてでした。
世界中に友人を持ち、グローバルな視点を持つ黛先生の価値を実際に体感することができ、参加して本当に良かったと感じています。
おすすめポイント① ただの観光ではない─ 現地校への訪問や、一歩踏み込んだ場所への体験

現地パートナーと黛先生が熟考して作り上げたツアープランは、他では真似できない密度の濃い内容です。
前回は、訪問先の学校でオープニングセレモニーが開催され、日本から参加した子どもたちを含む全員が、2,000人を超える全校生徒の前で舞台に立ちました。
まるで芸能人のような歓迎を受け、両国の国家斉唱や、全校生徒による「翼をください」の合唱のプレゼントも!覚えたての日本語で一生懸命に歌う姿は感動的で、大人たちは皆、涙を流していました。

また、日本人とフィリピン人が1対1でバディを組み、オベンザさんによる絵画の授業やマングローブの植林など、さまざまな体験を共にするプログラムも用意されていました。
子どもたちにとっては、海外に友達ができること、そして同世代との交流こそが、このツアー最大の魅力となっているようでした。



私自身は、滝下りや洞窟探検にも挑戦しました。現地ガイドが「日本人はほとんど来ない」と話すような場所で、日本では決して味わえない貴重な体験ができました。
一切整備されていない大自然に踏み込み、道なき道を進む冒険。ライトがなければ真っ暗で、あっても足元の状況すら分からない。もちろん電波も届かず、トイレもありません。
それでも、不思議と楽しくて仕方がないのです。
大自然に包まれると、こんなにも内側からエネルギーが湧き上がってくるのかと、自分のタフさにも驚かされる体験でした。

↑ 環境保護区の美しい海に生きる“大シャコガイ”は、想像以上の大きさと美しさでした。
↓ ホシナが現地からInstagramに投稿したリール動画もどうぞ〜
おすすめポイント② 現地で育まれる、あたたかくて密な関係性

私が滞在していた部屋は、現地スタッフと同じ部屋でした。いつ寝ているのか分からないほど、日本から学びに来た私たちに惜しみなく時間と労力を注いでくださる姿を、間近で見ることができました。
現地パートナー代表のニラさんは、フィリピンで校長を務めた実績を持ち、セブ島を拠点とする教育支援法人の代表でもあります。その手厚いサポートには、ホスピタリティ(思いやり)の精神があふれていました。
それを象徴するエピソードを、ひとつご紹介します。
私が体調を崩し、朝起きられなかった日のことです。少し回復してきたため、「午後から合流できるよう、自分でタクシーを呼んで向かいます」とサポートメンバーに伝えました。
すると、「ちょっと待って!」と、すぐにタクシーを手配し、合流地点へ向かわせてくれました。
さらに、みんなと一緒に昼食が取れなかった私のために、個別に昼食を用意してくれたのです。
タクシー代や昼食代は自分で支払うと伝えましたが、「これは、あなたが私たちに与えてくれているギフトへのお返しだから」と言って、代金を受け取ることはありませんでした。
フィリピンではたくさんの料理をいただきましたが、このときニラさんと食べた昼食の味が、いちばん心に残っています。
黛先生のネットワークは、いわゆる「ビジネス」の枠を超えている──そう感じざるを得ないほど、現地メンバーの対応はきめ細やかでした。
帰国後もFacebookやInstagramでつながり、交流は今も続いています。子どもたちはLINEグループを作り、会話を楽しんでいるようでした。
国を越えてつながった関係は、帰国後も確かに生き続けています。
おすすめポイント③ 一緒に笑う、踊ることへのハードルの低さ

日本では、「空気を読む」「様子を見る」ことで、場の雰囲気を壊さないように気遣う場面が多いと感じます。それが悪いわけではないですが、「どう思われるか」「どう見られるか」といった気持ちに縛られ、自由に動けなくなることがあります。
フィリピンでの体験は、その感覚を見つめ直すきっかけになりました。
フィリピンでは、一緒に笑うことも、踊ることも、抱きしめ合うことも、一瞬で始まります。そこには壁がなく、心と心が素直に通い合う感覚がありました。
黛先生のコミュニティの影響も大きいと思いますが、短い関わりだったミンダナオ島の人々にも、同じように感じたのです。
現地の方から、こんなことを聞かれました。
「どうしてあなたはそんなにオープンなの?日本人らしくないね」と。その方からすると、日本人は内向的に見えるのだそうです。
私はこう答えました。これまで続けてきたフラという踊りが、自分をありのままに表現する方法を教えてくれたのかもしれない、と。
自分の強みに気づいた瞬間でもありました。
↓ フィリピンの先生や生徒、日本の子どもたちと一緒に踊った動画はこちら。
目の輝きが語る、子どもたちの明らかな変化
「学校がつまらない」「みんなと話が合わない」「やりたくもない仕事をして、目が死んだ大人にはなりたくない」「疲れた大人ばかりだから、日本から出ていきたい」
そう話していた、空気を読むことに慣れた子どもたちも、フィリピンでは「もっとオープンに受け取ろうよ!」と、一歩踏み込んだコミュニケーションを求められます。
最初は戸惑いながらも、頭で考えて無理に合わせるのではなく、少しずつ自然に心を開いていく子どもたち。
時間とともに目が輝いていく様子を、この目で確かに見ることができました。

英語が話せなくても、心で繋がることができる
私は英語が話せません。それでもフィリピンで多くの人と交流し、心が繋がる瞬間を味わうことができました。
子どもたちも「もっと話せるようになりたい」という気持ちが強くなり、その後、ぐんぐん英語力を伸ばしているそうです。
小学校高学年から大人まで、どの世代でも参加できる「MALスタディツアー」。
そんな取り組みをしている仲間が富岡市にいることを、誇らしく思います。
そして、その活動はさらに広がろうとしています!
黛先生:東京や大阪から富岡市に来てもらうツアーを、まもなく実現する予定です。フィリピンの子どもたちを受け入れるツアーや、国内でのプログラムも模索しています。
想いのある人との出会いから「生きるを学ぶ」きっかけを、地元・富岡、そして世界へとつなげるお手伝いができたらと思っています。


SNSがとても苦手だという黛先生も、この冒険を少しでも多くの人に届けたいという想いから、Instagramやnoteでの発信を始めたそうです。
ツアーの魅力や想いが、分かりやすく紹介されていますので、ぜひフォローやいいね、シェアなどで応援してみてください。
【お問い合わせ】
学びの場 マル直(旧茂木進学塾) 黛 直樹
■ 公式LINE
■ note
【学びの場 マル直 基本情報】
■ 所在地:富岡市神農原646-2
■ 授業日:月・火・水・土
■ 学年:小3~高3
■ 時間:小学生 16:00~18:00/中高生 19:30~21:30
■ 電話:090-6307-4791
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
皆さんが経験した旅の思い出や、心が動いたエピソードも、ぜひ教えてください。
(ホシナ)


