富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2021.03.03 子育て、行政サービス

心のモヤモヤ、小さいうちに「ぷらすゆう」へ。

 

ある日、まゆといと編集部に、こんな声が届きました。

 

「コロナ禍の今こそ、『ぷらすゆう』の存在を、もっとたくさんの人に知ってもらいたいんです。」

 

 

「ぷらすゆう」

それは、富岡市の生涯学習センター内にある、若者・青少年相談室のこと。

 

チラシや広報紙・公民館だよりなどで、私もその名前を目にしたことはありましたが…

正直に言うと、それがどこにある何なのかまでは覚えていませんでした。自分には縁のない場所だと、無意識のうちに判断していたのかもしれません。

 

けれどもしかしたら、今自分の近くにいる人や、未来の自分は、家族にも友人にも言えない悩みを抱えているかもしれない―――

 

今回は皆さんと一緒に、「ぷらすゆう」について知っていきたいと思います!

 

 


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「ぷらすゆう」ってどんなところ?

 

 

今月の広報とみおか(2021年3月号)で、「ぷらすゆう」の特集が掲載されています。まずはそちらをチェック!

 

広報とみおか2〜3ページ(PDF文書)

 

広報とみおか4〜5ページ(PDF文書)

 

 

特集には、このような説明がありました。

 

“「ぷらすゆう」には、「あなたと一緒に」という意味が込められており、学校や家とは違う環境で、専門の相談員が相談者の皆さんの話を聴いています。悩みがある時、モヤモヤする時、話を聴いてほしい時、悩みはないけど居場所が欲しい時さまざまな場面で利用できます。”

 

子ども・若者(おおむね1539歳の青少年)の「悩み」や「話」を聴く場所です。ご家族からの相談もお受けします。”

 

“本人だけでなく周りの人も、気軽にご利用ください”

 

高校生~20代の悩みを聞いてくれる場所なのかな?と想像していましたが、実際は相談内容も相談者の年齢も、かなり幅広く受けているんですね。

 

 

 

また、相談員さんがどんな人なのかも、写真付きで紹介されていました。

「アドバイスをするよりも聴くことを大切にしています

悩みが大きくなる前に来て欲しい

とお話しされているお二人。とても優しそうな印象です。

 

 

 

そして相談方法には、電話メール来所(要電話予約)の3つの方法があるとのこと。

“匿名でも構いません”

“最初は無言電話でも大丈夫!”

とのことなので、いきなり質問攻めにあうこともなさそうです。

 

 

特集を読んで、「ぷらすゆう」が、気軽に利用してもよい場所だということはわかりました。

しかし、いざ利用するとなると、まだ少し気になることが…。

そこで実際に「ぷらすゆう」へ行き、市の担当職員のお二人と相談員さんにお話を伺ってきました!

 

 


 

 

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「こんな悩みでもいいのかな…」

 

こんな小さなことで相談をしたら、「もっと大変な人もいる」と言われてしまうかもしれない。だからまだ我慢をしよう。そんな風に思う人も多いのではないでしょうか。

 

担当職員:悩みに大きいも小さいもありません。自分のことだけを考えてください。相談員はみなさんの悩みを何とかしたいと思っていますから、絶対に否定することはしません困って困って、思いつめてからではなく、「このままでいいのかな」「もしかしておかしいんじゃないか」という、モヤモヤしている段階で話して欲しいです。相談と言うよりも、おしゃべりをする場所だと思ってもらえれば。

 

 

確かに、悩みの大きさは他人が決めるものではありません。話すのは勇気がいることですが、我慢が積み重なって取り返しのつかない状態になったらもっと大変。話すだけでスッキリすることだってありますもんね。

 

 

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「人には知られたくない!」

 

 

誰にも言えないことを相談するのに、自分の情報が一体どこまで広まってしまうんだろう?と心配になりますよね。

 

担当職員:相談者の個人情報は、相談員と生涯学習課青少年係の担当者しか知りません。その他の人がいる場では、名前を出すこともしません。相談内容によっては他の課や専門機関の担当者を紹介することもありますが、必ず事前に相談者に了承を得てから行っています。

 

 

秘密の厳守には細心の注意を払っているそうです。とはいえ、最初から洗いざらい話さなくても大丈夫。相談員さんとの信頼関係を築きながら、徐々に話してもらえればいいとのことです。

 

 

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「話しをする回数は決まっているの?」

 

 

相談員さんと話す回数は、決まっていたりするんでしょうか。

 

担当職員:一回の電話相談で解決する人もいれば、長期間継続して来ていただいて、少しずつ解決へのステップを踏んでいく人もいます。話していくうちに新たな問題が見えてくることもありますし、こればかりは本当にケース・バイ・ケースです。一人ひとりに寄り添うことを大切にしています。

 

 

マニュアルはないんですね。相談者を引っ張って解決を急ぐのではなく、そっと寄り添って一緒に歩んでいくという姿勢が、強く感じられました。もちろん、何度利用しても無料です。

 

 

 


 

 

 

 

今回お話しを聞いてみて印象的だったのは、相談員さんと担当職員さんは、本当に親身になって相談者のことを考えてくれている、ということでした。

 

 

不登校、ひきこもり、家族・友人・職場の人との関係、恋人のこと、就職のこと、失敗したこと、不安なこと・・・

はっきりと言葉にできる自信がなくても大丈夫。間違っていても大丈夫。

 

その心のモヤモヤ、小さいうちに「ぷらすゆう」に話してみませんか?

 

 

【ぷらすゆう】

専用電話番号:0274-62-1532

相談日:原則、水曜日と木曜日(祝日、お盆、年末年始除く)午後1時〜5時。※都合により変更になる場合があります。ホームページをご確認ください。相談日に電話できない場合も、担当職員がお話を聴きますので、まずはお電話ください(平日午前8時30分~午後5時)。

 

●ぷらすゆうの詳細はこちら富岡市ホームページ|若者・青少年相談室「ぷらすゆう」のご案内

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