みなさんは「便利屋」と聞いて何を思い浮かべますか?
エアコン掃除にゴミの片づけ、
庭の手入れに家具の移動、
蜂の巣駆除にネズミ取り・・・
そんな依頼を受けている様子をテレビで見たことがある
という人も多いかもしれません。
たぶん便利屋さんは、お願いすれば色んなことをやってくれるはず…
とは言え、一体どこまでやってくれるんだろう…???
そんな疑問を抱いたまゆといと編集部は、開店1周年を迎えたばかりの『ベンリー富岡店』へ取材に行ってきました!
小さなことから大きなことまで
第一印象から「安心感」という言葉がぴったりの、店長の岩松さん。
―― 便利屋さんは大掛かりなお掃除や蜂の巣駆といった依頼が多いイメージがありますが、ベンリー富岡店さんにはそれ以外にどういった依頼が来ていますか?
岩松:「布団を干してしまってください。」という仕事もありましたし、「お風呂の電気が点かないので見に来て。」と言われて電球をひねったら点いた、ということもありました。お年寄りは脚立に上るのも危険なので助けが必要なんですよね。
逆に大きな仕事だと、一軒まるごと外壁塗装というのもやりました。足場だけは足場屋さんにお願いしたんですが。
―― そんなに大掛かりなことまで!?専門的な技術を持ったスタッフの方がいらっしゃるんでしょうか。
岩松:スタッフには塗装経験者もいますし、元土木作業員や、庭いじりが好きな方、蜂の巣駆除をやっていた方もいます。いい具合に得意なものがバラけているので、教えてもらいながらお互いスキルアップしています。
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地域のプロと連携
―― いろんな分野の経験者の方がいらっしゃるんですね。それでも「これはさすがにできない」という依頼もあったりしますか?
岩松:特殊な技術と道具が必要なことや資格が必要なことなど、私たちだけではできないことももちろんあります。ですが畳屋さんや電気屋さんなどのプロの方々とも繋がっていますので、ご相談いただければこちらであらゆる方法を考えてやらせていただいています。
―― 専門業者さんと繋がっているんですね。それなら、「ベンリーさんにやってもらえるかわからないけど、どの業者に頼めば良いのかわからない」といった時にも相談できます。繋がっているのは地元の業者さんが多いですか?
岩松:ほぼ地元の業者さんです。まだ市内にどんな職人さんがいらっしゃるのか把握しきれていないので、技術を持っている方で一緒にお仕事をしたいという方がいらっしゃれば、言っていただけるととてもありがたいです。
頼りになりそうなニコニコ笑顔の副店長、渡邉さん。
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お客様の納得する方法で
―― 見積りを出す際は実際に状況を見に行くことが多いですか?
岩松:見てみないとわからないことが多いので、基本は現地に行くようにしています。例えばエアコンクリーニングの場合でも、エアコンの機種によって分解の方法が違うため料金も所要時間も変わってきますので。
見積りまでは無料ですので、ぜひ気軽にお問い合わせいただいて、「このくらいかかります」ということだけでもお伝えできればと思います。
―― 来てもらって、見積りを聞いてお断りすることも可能なんですね。例えば、依頼者本人が「手伝うので安くして欲しい」というのもアリですか?
岩松:大歓迎です。手伝っていただければその分安くできますので見積りの時に言っていただければ。
渡邉:お客様によって「お金をなるべくかけずに」「いくらかかってもいいから仕上がりを良く」と求めるものはそれぞれ違いますので、見積りも何通りかご提案させていただいて、お客様にとって一番いいものを選んでいただくという形を取っています。
岩松:他の業者さんに頼んだ方が明らかに費用が抑えられるという場合は、業者さんを紹介させていただくこともあります。
―― 正直なんですね。
渡邉:お客さんの目線に立って考えるようにしています。私たちもやったことに対してお金をいただきたいですし。
岩松:エアコンクリーニングも大して汚れていないのにやるのも何なので、クリーニングの目安は正確にお伝えしています。一般的に年1回と言われていますけれど、使用頻度によってはそんなにやる必要がない場合もありますので。
―― 今のお話を聞いて「安心して見積りの依頼ができる」と感じた方も多いと思います。
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高齢化社会での役割
店舗理念「ベンリー富岡店は地域包括ケアシステムの中核としてお手伝いをするべく力を尽くします」
―― 今後、一人暮らしの高齢者の生活支援を担う機会が多くなっていくのではと思いますが、そういった役割に対しては何かお考えですか?
岩松:名古屋のベンリー本部の方では自治体と連携し、ポスティングスタッフが「ポスティングみまもり隊」として高齢者を見守るという仕組みができつつあります。
私たちも、一度ご依頼をいただいたお客様にたまにお電話して「お元気ですか」とか「この間お掃除した換気扇の調子はいかがですか」などとお話をして健康状態を確認をするということもやっていければと思っています。
渡邉:そのためには、お仕事をさせていただく中でしっかりコミュニケーションを取って、ベンリーという人間を信頼してもらえるようにならなければならないと思っています。「ベンリーさんなら大丈夫だね」と私たちの努力でなっていければと。
イベントにも出店させてもらったりしながら地域に密着して、行政とも連携して何かできれば一番いいですね。
妙義フェス2019ではリースと木工玩具のワークショップを行った。
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やりがいのある仕事
―― これからいろんな場面でベンリーさんを見かけることがありそうですね。
ところでお店でお仕事をされているスタッフの方々を見ていて思ったんですが、みなさん笑顔が素敵ですね。こんな職場いいなぁ、働いてみたいなぁと思いました。
岩松:一人ひとりが「作業員」ではなく「サービスマン」として、お客様としっかりお話をしながらクオリティーの高いサービスを提供できるよう心がけています。例えしんどい作業でも笑顔は絶やさずやっていこうと。でも実際楽しいですけどね。
―― このお仕事のどんなところが楽しいですか?
岩松:私は元々色んなことをするのが好きだったので、塗装した次の日に便器を交換したり、その次の日にねずみを捕りに行ったりと、毎日全く違うことができるのが楽しいですね。飽きっぽい人には本当に向いている仕事だと思います。
苦労した現場でも「次も頼むね」なんて言われると、あーよかったなと。直接感謝をしてもらえるというのが、やっていてよかったと思えるところです。
―― 魅力的なお仕事ですね。現在スタッフの募集はされていますか?
岩松:技術や経験を伝えてバトンタッチしていきたいので、若い方を募集しています!
今回お話を聞いて、「頼んでみたい」だけでなく「働いてみたい!」という気持ちになったことには自分でも驚きました。
どんな内容のお仕事をされているのか、もっと知りたい!という方は、ベンリー富岡店公式サイトの店舗日記やFacebookページをご覧ください。衝撃的なビフォーアフター画像もあります!
試しに相談だけでもしてみようかな…という方は1月・2月がオススメだそうですよ。
ベンリー富岡店店長の岩松さんと副店長の渡邉さん、ありがとうございました!
(ナカヤマ)