富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2025.11.21 生活、イベント等

期間限定の特典あり!富岡市の「姉妹都市・友好都市」

富岡市にお住まいのみなさん、近ごろ“友好都市”の話題をよく目にしませんか?

 

広報とみおか11月号に、富岡市と金沢市が新たに友好都市協定を結んだことが掲載されていたり…

 

○ 11月4日から富岡製糸場で、ブール・ド・ペアージュ市との友好都市協定締結10周年を記念したイベント『富岡製糸場フランスウィーク2025』が開催されていたり…

 

○ 市のホームページに、11月15日に横須賀市で『富岡市・横須賀市 友好都市提携10周年セレモニー』が行われたことが掲載されていたり…

 

 

これらを見て私は思いました。「富岡市の友好都市っていくつあるの?」と。

 

そこで市のホームページを見て調べたところ、富岡市には6つの姉妹都市・友好都市があることが判明。さらに、期間限定のお得な情報を発見したのです!

 

これはみなさんにお知らせしなければ!というわけで、知っておいて損はない富岡市の「姉妹都市・友好都市」についてお伝えしていきます。

 

 

 


 

 

\富岡市企画課に聞きました/

【姉妹都市・友好都市とは】文化交流や親善を目的とした結びつきをもつ都市のことです。富岡市には現在、1つの姉妹都市(岡谷市)と、5つの友好都市(深谷市、横須賀市、ブール・ド・ペアージュ市、アルバニー市、金沢市)があります。姉妹都市と友好都市の交流の内容に違いはありません。

姉妹都市・友好都市|富岡市

 

 


 

 

 

◆姉妹都市:岡谷市(長野県)

 1972年10月15日提携

 

 

《製糸で栄えたものづくりのまち》

長野県のほぼ中央、諏訪湖の西岸に面する岡谷市。かつては生糸の輸出を通して日本の近代化を支え、シルクの町として世界に名を馳せていました。戦後は精密工業の町へと変身をとげ、現在はあらゆる工業技術の集積した都市として発展しています。

 

《なぜ姉妹都市に?》

富岡市とは明治時代から製糸を通じて深い交流があったこと、また産業面でも類似していることから、官営富岡製糸場創業100周年の記念事業の一環として姉妹都市提携を結びました。

 

\ライターおすすめスポット/

『岡谷蚕糸博物館 シルクファクトおかや』

岡谷市は、富岡製糸場の民間最後の所有者である片倉工業株式会社の発祥の地。この博物館には、片倉工業株式会社が収集した貴重な蚕具や製糸機械、資料等が多数保存・展示されています。富岡製糸場の創業当時(明治5年)に使われていた繰糸機の現物が展示されているのは、なんと世界にここだけ!養蚕と製糸の歴史を知る上で、一度は訪れておきたい場所です。

 

 

 


 

 

 

◆友好都市:深谷市(埼玉県)

 2013年10月4日提携

 

 

《渋沢栄一と深谷ねぎのまち》

埼玉県の北部に位置し、利根川を隔てて伊勢崎市と太田市に接しています。農畜産物の生産が盛んで、ねぎの生産量は全国トップクラス。「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一の出身地で、日本で最初の機械式レンガ工場では東京駅の赤レンガも製造されました。

 

《なぜ友好都市に?》

深谷市出身の渋沢栄一、尾高惇忠、韮塚直次郎の3名が、富岡製糸場の建設および初期の経営において大きなかかわりを持っていたことを縁として、友好都市提携を結びました。

 

\ライターおすすめスポット/

『旧渋沢邸「中の家(なかんち)」』

渋沢栄一の生誕地に妹夫妻が明治28年(1895)に上棟した建物。渋沢栄一が帰郷した際に寝泊まりした場所です。80歳ごろの渋沢栄一を再現したアンドロイドと映像を組み合わせたシアターは必見!近くにある『渋沢栄一記念館』『尾高惇忠生家』『誠之堂・清風亭』もあわせて巡ってみてください。

 

 

 


 

 

 

◆友好都市:ブール・ド・ペアージュ(フランス)

 2015年11月4日提携

 

 

《温暖で豊かな自然環境があるまち》

フランス南東部ドローム県の都市で、北にリヨン、東にアルプス山脈、南にプロヴァンス地方に囲まれています。かつてはフェルト帽子の産地として世界的に知られていました。

 

《なぜ友好都市に?》

富岡製糸場の設立指導者であるポール・ブリュナの生誕地であることが縁で交流を積み重ね、『富岡製糸場と絹産業遺産群』の世界遺産登録を機に友好都市協定を結びました。

 

\国際交流員ヴェロニックさんによる紹介/

フランス語を学びながらブール・ド・ペアージュについて知ることができる動画です。

【1/2】ブール・ド・ペアージュ市を観光しましょう!

【2/2】ブール・ド・ペアージュ市を観光しましょう!

 

\イベント情報/

『富岡製糸場フランスウィーク2025』

友好都市協定の締結から10周年を記念して、ブール・ド・ペアージュ展やフレンチ・マルシェの開催などを行います。

◇期間:2025年11月30日(日)まで

◇場所:富岡製糸場、富岡市内

詳しくは富岡市観光協会のページをご確認ください

 

 

 

 


 

 

 

◆友好都市:横須賀市(神奈川県)

 2015年11月15日提携

 

 

《日本近代化の礎となった横須賀製鉄所》

神奈川県南東部に位置する三浦半島の中心都市で、東は東京湾、西は相模湾に面しています。江戸時代の「浦賀奉行所」が置かれていた港町はペリー来航により開国の地となり、横須賀製鉄所(造船所)が建設され、軍港都市として発展しました。

 

《なぜ友好都市に?》

横須賀製鉄所の建設に関わったフランス人技術者バスティアンが富岡製糸場を設計したことや、富岡製糸場の指導者ブリュナと横須賀製鉄所の首長であったヴェルニーが親しい関係であったことなど、歴史的関わりを縁として友好都市提携を結びました。

 

\富岡市民対象!お得な特典情報/

【友好都市割】

◇期間:2026年1月31日(土)まで

◇特典:宿泊施設、観光施設、ショッピング施設の割引など

◇条件:住所記載の本人確認書類(原本)と友好都市割チラシ(スクリーンショット・画像、印刷したものでも可)を提示

詳しくは富岡市のページをご確認ください

 

【プレゼント企画】

友好都市提携10周年を記念し、プレゼント企画を行います。

詳しくは、広報とみおか2026年1月号に掲載予定です。

 

 

 

 


 

 

◆友好都市:アルバニー(オーストラリア)

 2001年2月1日提携

 

 

《豊かな自然と歴史的遺産が残るまち》

西オーストラリア州の南部に位置する、南極に近い港湾都市。オーストラリアの歴史を語る上で欠かせない場所であり、美しい自然景観やビーチ、国立公園に囲まれているため、多くの観光客が訪れています。

 

《なぜ友好都市に?》

アルバニー市の中学生の受け入れ、富岡市の中学生の派遣、教職員派遣を実施し、両市間の姉妹校提携も実現したことから、友好都市提携に至りました。

 

 

 


 

 

◆友好都市:金沢市(石川県)

 2025年10月2日提携

 

 

《歴史と伝統に彩られた城下町》

江戸時代には加賀藩の城下町として繁栄。現在も当時の街並みや建造物が残り、加賀友禅、九谷焼、漆器、金箔工芸などの伝統工芸も有名です。観光地としても居住地としても高い人気を誇っています。

 

《なぜ友好都市に?》

加賀藩主・前田氏の祖である前田利家の五男・利孝が築いた七日市藩がかつて富岡市にあったことや、金沢製糸場の建設に当たり富岡製糸場の建築や製糸の技術が継承されたことなどから、友好都市協定を結びました。

 

\富岡市民対象!お得な特典情報/

【2施設の入館料無料&記念ノベルティプレゼント】

◇期間:2025年12月28日(日)まで

◇施設:

・金沢21世紀美術館コレクション展

・前田土佐守家資料館 ※12月28日まで企画展「加賀藩の親戚 富岡七日市藩」開催中!

◇条件:入館料の支払い時に住所の確認できる本人確認書類の提示が必要。入館前に支払いを済ませている場合は対象外となります。

 

【プレゼント企画】

◇プレゼント:友好都市協定記念ハンカチ10人、金沢市の特産品詰め合わせ5人

◇応募締切:2025年11月30日(日)

詳しくは富岡市のページをご確認ください

 

 

 


 

 

 

以上が富岡市の姉妹都市・友好都市の情報です。ちょっと行ってみたくなりますよね。

 

私は偶然にもこの1〜2年で、岡谷市・深谷市・横須賀市・金沢市の4市を旅行で訪れていました。

博物館や資料館のボランティアガイドさんから「どちらからお越しですか?」と聞かれて答えると、必ず「あぁ!富岡ですか!」と遠い親戚に会ったかのような反応をされ、嬉しい気持ちになった良い思い出があります。

 

みなさんもこの機会に、富岡市と縁のある都市を訪れてみませんか?

私たちが暮らすまちの歴史を、より深く知ることもできるはずです。

 

(ナカヤマ)

 

 

 


 

 

過去記事ピックアップ『富岡製糸場・養蚕・富岡シルク特集』

富岡高校教諭 波多野 愛夏さん