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まゆといと

2021.07.05 イベント

成人式の舞台裏 〜成人式実行委員を振り返って〜

2021年1月10日、かぶら文化ホールにて「令和3年富岡市成人式」が開かれました。

新型コロナの影響で開催の延期や中止を決めた自治体もあるなか、予定通りの日程での開催でした。

 

先が見えない状況で準備を進めてきた成人式実行委員たちは、一体どんな気持ちで活動をしていたのでしょうか?

 

実行委員を務めた6人に、成人式までの約半年間を振り返ってもらいました。

 

 

令和4年成人式実行委員の募集も始まっています。

これから成人式を迎えるみなさん、ぜひ最後までご覧ください!

 

 

 


 

 

⬇こちらの記事も合わせてご覧ください。

成人式実行委員になった大学生が経験した2年間のできごと

 

 


 

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「最初はどうしたらいいのかわからなかった」

 

 

 

 

ー 成人式実行委員お疲れさまでした。やってみてどうでしたか?

 

 

るな:最初はみんな「どうしたらいいんだろう」って感じだったよね。

 

しょうた:そうだね。どうやったら成人式に出席する同級生たちが楽しんでくれるのかを考えていくうちに、主体的に動けるようになったのかな。

 

ゆうか:実行委員が内容を決める「新成人企画」というのがあって、その年のオリジナリティが出せる部分なんですけど、私たちは「市内の飲食店の紹介」をやろうということになったんです。富岡に良いお店がたくさんあることを知ってもらって、新成人たちにもっと富岡を好きになってもらいたくて。

 

るな:そうしたらみんなからアイディアがたくさん出てきて、直前までまとまらないくらいで…それを絞り込んでいくのが面白かった。一つの言葉の中にどれだけ伝えたい想いを盛り込めるかっていうのが。

 

ゆうか:こうやって同い年だけで何かを作り上げるっていうのは、これが最後なんじゃないかな?これからは色んな年代の人と関わっていかなきゃいけないから、最後の記念すべき体験になったと思う 。

 

 

 

 

ー 式当日にステージに上ったのはこの6人だけれど、最初は実行委員がもう2人いたんですよね。

 

しょうた:2人は仕事や勉強が忙しくなってしまって、辞退したんです。

 

たける:でもわざわざ自分たちで市役所に電話して応募したわけだから、それだけでも勇気が要るし、偉いよね。

 

るな:私は式当日に2人を探して、もう一度話したいなって思ってた。

 

ふうま:もし実行委員の打ち上げをすることになったら、2人にも来てもらいたいな。一緒に飲みたい!

 

 

 

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「延期にすることが答えだとは思わなかった」

 

 

 

 

ー 式の直前になって延期を決定した自治体もあるなかでの開催でしたね。

 

たける:市長、教育長、担当の職員の方たちと実行委員長である僕で、成人式の2~3日前に、予定通り開催するのかを協議しました。たとえ延期にしても社会情勢が好転している保証はなかったし、僕は延期にすることが答えだとは思ってなかったです。 友だちに会ってはしゃぐだけじゃなくて、人生の節目としての成人式を「成人式の日」にやりたかったんです。

 

ふうま:18歳になったら車の免許が取れるし、20歳になったら成人式がある。20歳までは誕生日を迎えるたびに、社会から自分の成長を認めてもらえるのが感じられる。けどその先はそうじゃない。だからこそ成人式はただのイベントじゃなくて、重みのある式典なんだと思う。

 

ゆうか:成人式は開催されたけど…。じつは式の時間短縮のために、新成人企画の「飲食店紹介」がカットされて出来なかったんだよね。市内の高校生とかに、いつかどういう形でもいいので見てもらえるといいな。

 

 

 

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「ぜひチャレンジして欲しい」

 

 

 

 

ー みんなの思いが大人たちに伝わって開催された成人式。当日はどんな様子でしたか?

 

しょうた:同級生たちがみんな昔の姿と全然違って、大人になっちゃってた。

 

ゆうか:女の子たちはとてもキレイだった。 壇上から会場を眺めたら色とりどりの振袖がホールを埋め尽くしていて、キレイだなーって。もし実行委員をやってみたい人がいたら、ぜひステージの上からあの光景を見てほしいな。とても感動的だから。

 

まゆき:私はスローガン「前途洋々」の説明をする時、明るい言葉がたくさん入ってるから、その明るさを表情や声のトーンでみんなに伝えることを意識してた。仕事で接客する時にもどう伝えるかっていうことは日頃から気を使っていたんだけど、ステージで話してみたら今までできてなかった部分が見えてきて。今後の仕事に活かせそう。

 

 

「今こそ自分自身を信じ、希望に満ち溢れた素晴らしい未来に向かって、みんなで一生懸命頑張っていきましょう!」

 

 

ー 成人式が終わって数ヶ月経った今、振り返ってみて感じることは?

 

たける:出し切ったっていう感じです。 今年は開催できたこと自体が、仲間や家族、関係者の方など沢山の人たちの協力と理解があったおかげなので、僕が式の中で読み上げた「誓いのことば」の中でも感謝の気持ちを伝えたいっていうのが一番でした。

 

まゆき:私はあまり積極的なタイプじゃないけど、最後までやり遂げてこんな経験ができたのは、実行委員がみんな思いやりのあるメンバーだったからだと思う。

 

ふうま:僕はまだ自分の中の成長した部分は見つからないけど…でも頑張ってよかったなと思うから、実行委員に興味がある人がいたらチャレンジしてほしいな。

 

 

 

ありがとうございました!

 

 

 

 

 


 

 

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「成人式を成長のチャンスに」

 

 

最後に、成人式を担当する市職員の田中さんから、これから成人式を迎えるみなさんへのメッセージです。

 

 

成人式の式典は、出席するだけならあっという間。その準備を進めていく過程にこそ意味があります。成人式実行委員は、自分がどうあるべきかを考えて成長するチャンス。やればやっただけ自分が変われるというのは、実感できると思います。

仕事や学業と並行して実行委員を務めることは大変ですが、私たち職員がサポートします。一生に一度しかできません。そこでしか出会えない人もいます。先行き不透明な時代だからこそ、挑戦して欲しいです。」(田中)

 

 

 

 

様々な機会が失われている今、成人式実行委員は新しいことに挑戦する貴重なチャンス。

ぜひお友達を誘って応募してみてくださいね。

 

(ハマダ)

 

 

 


 

 

 

【令和4年成人式実行委員の募集について】

 

こちらのページをご覧ください

富岡市成人式実行委員募集|富岡市ホームページ

 

 

 


 

 

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