富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン
まゆといと

2025.05.02 移住-Iターン

続・バチェラーさん一家のとみおか暮らし

オーストラリアから南蛇井に移住されたバチェラーさん一家。

「素敵な家族がとみおかにやって来た!」という噂を耳にして、私マツオがバチェラーさんにお会いしたのは今から一年半前のことです。

 

前回の記事では、空き家をリノベーションして自分たちの手で住まいを整えたお話や、幼い子どもたちと47都道府県を巡った旅のお話など、興味深いストーリーをお聞きしました。

 

↓ ↓ ↓

TOMIOKAの魅力を伝えたい! バチェラーさん一家

 

 

 

最近のバチェラーさんはどんな暮らしをしているのかな?

気になってインスタグラムを覗いてみると、自宅以外の中古物件のリノベーションに励んだり、子育てに奮闘していたり、自宅での英会話教室がずいぶんと賑わっている様子が見られました。

 

バチェラーさん、忙しそうだけど、とても楽しそう!

ぜひお会いして近況を聞いてみたいと思い、再びバチェラーさん一家を訪ねてみることにしました。

 

 

バチェラーさんファミリー(レネさん・麻衣さん・ジョナ君・エナちゃん・ノア君・ハリス君)

 

 


 

 

賑やかに子育てを楽しむ毎日

 

 

― レネさん、麻衣さん、お久しぶりです!前回お会いしてから変わったことはありますか?

 

レネさん:昨年の夏に三男のハリスが生まれて、6人家族になりました!わが家は子どもたちが4人になり、ますます賑やかです(笑)。

 

― このお家は広いので、お子さんたちはのびのびと駆け回れますね!

 

レネさん:昔の家ならではの縁側や畳の部屋があるので、遊ぶスペースには困りませんね。わが家の周辺はのんびりとした田舎なので、子どもたちと自転車で出かけたり、四季を感じながら暮らせることも嬉しいです。

 

 

 

 


 

 

空き家リノベーションを通して感じること

 

 

―  空き家のお話を聞かせてください。レネさんは今お住まいのお家の他に、何軒の空き家をリフォームしましたか?

 

レネさん:今住んでいる家の他に、二軒の空き家をリノベーションしました。じつは富岡市にやってきた時、現在住んでいるこの家の他にもう一軒古い空き家を購入していたんです。その古い空き家は、リノベーションをした後に何かに活用しようと考えていました。

さらに昨年、富岡製糸場付近の空き家を購入しました。こちらは以前はスナックだったのですが、いざ作業をしてみるとこの建物には駐車場がなかったので、資材の運搬にずいぶん苦労しました。

 

― その二軒の空き家は現在どうなっているのでしょうか。

 

レネさん:最初に購入した古い空き家は、あと少し手直しをして売りに出すつもりです。まちなかのスナックだった空き家は、民泊施設にしたいと考えてリノベーションを進めていたのですが、この建物は宿泊施設には向かないと判断し、そのプランは諦めました。これからどんな風に活用しようか検討中です。

 

麻衣さん:私たちは空き家リノベーションを「実験」だと自分たちに言い聞かせながら作業を進めてきました。私たちの実験は時間も労力もかかり、その対価としての見返りがあるのか?というと今の段階ではまだわかりません。この三年間に三軒の空き家をリノベーションしたのですが、これらが有効活用できるのかどうか、ちょっと様子を見てみることにしようということで、私たちの実験はしばらくのあいだ休止!という状況です。

 

 

バチェラーさんのご自宅

 

 

― 実験の日々は振り返ってみていかがでしたか。

 

レネさん:私は空き家が大好きなので、純粋に三軒のリノベーションを楽しみながら取り組みました。作業を進めながら文化の違いを感じたり、日本特有のルールを知ったりと、いろいろなことを考えるきっかけにもなりました。これから「自分の家を建てたい」という若い夫婦には、空き家を自分たちの手でリノベーションするという選択肢があることも知ってほしいですね。もちろん、さまざまな価値観があるので空き家がベストだとは思いませんが、夫婦でこの経験を共有できたら、きっとかけがえのない財産になるでしょう。

 

麻衣さん:私たち夫婦はオーストラリアから日本へ引っ越してきて、空き家を購入して自分たちの住む家を作り出しました。慣れない作業や未知なことも多く、ことあるごとに夫婦喧嘩をしながら、たくさん話し合い、協力してここまでやってきました。本当に大変なことも多かったけれど、この経験が家族の絆を強くしてくれたとも思えます。

 

 

◎空き家をお探しの方へ◎

空き家バンク | 富岡市 空き家バンク

 

 

 

 


 

 

英会話教室のその後を知りたい!

 

 

日本にやって来た当初から、富岡市国際交流協会が行っている無料の日本語教室(まゆといと過去記事「もっと気軽に!国際交流しませんか 〜富岡市国際交流協会〜」)に通い、ボランティア講師から日本語を学んでいたレネさん。

この富岡市の取り組みに感銘を受け、ご自身も「自分が暮らす地域に何か恩返しがしたい」と考えた末に、『レネの英会話教室』をスタートさせました。

 

前回の取材時はまだ始めたばかりで生徒さんがいなかったのですが…果たして現在はどんな様子なのでしょうか?

 

 

 

 

ー『レネの英会話教室』には現在何名の生徒さんが通っていますか?

 

レネさん:自宅での英会話教室を始めて一年半経ち、今は10名の生徒さんが通っています。年齢や国籍もバラバラで、日本人以外の生徒さんもたくさんいるんですよ。

 

ー 英会話教室を一年半やってみて、どんなことを感じますか?

 

レネさん:私の教室をきっかけに生徒さん同士が仲良くなって交流している様子を見ると、本当にやってよかったと感じます。みんなで集まってBBQパーティーをすることがあるのですが、大家族のように賑やかで楽しくて、わが家の子どもたちも可愛がってもらっています。当初は無料の英会話教室を行なうことで地域のみなさんに恩返しをしたいと考えていたのですが、私の方がみなさんに支えられ、大きくて価値のあるご縁をいただいていると感じています。

 

麻衣さん:私も英会話教室の生徒さんと知り合えてよかったと思います。印象に残っているのは、中学生の生徒さんが大人に混ざって毎週教室に通っていたことです。彼はここで人生経験を積んだ先輩たちと一緒に過ごし、英語に触れることで、日を追うごとに自信に満ち溢れて見えました。その彼が進学のために英会話教室を卒業することになり、先月みんなで盛大にお別れパーティーをしたんです。時々わが家で開催するパーティーはオーストラリアのホームパーティーに似ていて、賑やかで楽しいものです。こんな風に家族のように過ごせる仲間が近くにいると安心できるし、心強い気持ちにもなりますね。

 

 

 

 

 


 

 

みんなを受け入れてくれる温かい場所

 

 

毎週火曜日に行われている英会話教室にお邪魔し、この日参加した生徒さんにお話をお聞きしました。

 

 

左から ルイさん・ハナさん・レネさん・シンヤさん

 

 

― この教室をどのように知ったのでしょうか。

 

ルイさん:私は富岡市国際交流協会の日本語教室で講師をしていて、そこで生徒として通っているレネさんと知り合いました。「私も英語を勉強したい」とお話ししたところ、レネさんに「うちの英会話教室に来ませんか?」と誘っていただき、一年前からここに通っています。

 

― この英会話教室のどんなところが魅力だと思いますか?

 

ルイさん:一緒に学ぶ仲間たちです!ここに集まる生徒さんは素敵な方ばかりで、みなさんに会いたくて毎週欠かさずにここへ来ています。この教室には国籍も宗教も異なるさまざまな生徒さんが通っているので、異文化交流ができちゃうところも魅力ですね。みんなにとって、ここは大家族のような温もりに溢れた場所だと感じています。

 

ハナさん:私はフィリピンからやってきた英語教師で、普段は市内のこども園や「親と子のスマイルサロン」で先生をしています。レネさんの英会話教室に参加したのは、日本人の友だちを作りたい、地域の方と交流したい、という思いがあったからです。この教室に通い始めてもうすぐ一年になり ますが、ここで知り合った仲間たちとカラオケに行ったり温泉に行ったりして、日本の暮らしを満喫しています!

日本語の会話力も高めたいので、レネさんの英会話のサポート役をしながら、「この英単語は日本語でどんな意味なのかな?」と説明したりして、お互いに勉強できるのはありがたいですね。

 

シンヤさん:私は富岡市に引っ越してきたばかりで、この4月から教室に通い始めました。じつは「まゆといと」の記事を見てここを知ったんです。英会話の勉強のためだけではなく、ここで知り合いを増やしたい!地域の方と繋がりたい!という思いがあり参加しています。

 

 

レネさんとシンヤさん

 

 

レネさん:私の英会話教室は勉強するというよりも、気軽に会話を楽しむ場所です。さまざまなバックグラウンドを持つ生徒さんがいて、みんながおおらかな気持ちで英語に親しんでいます。堅苦しいことは何もないので、英会話に興味のある人はぜひ最初の一歩を踏み出してみてください!

英会話のレベルは問いません。中学生くらいの年齢から受け入れていますが、もしも質問などあれば気軽にインスタグラムにDMしてくださいね。

 

 

【レネの英会話教室】

インスタグラム

参加費:無料

日時:毎週火曜日 19:00 ~ 20:30

インスタグラムのDMにて予約の上お越しください。教室の場所は個別にお知らせします。

 

 

 


 

 

 

ひさびさにお会いしたレネさんと麻衣さん、そして子どもたちが、元気で、笑顔あふれる暮らしをしていたことがとても嬉しかったです。

 

さらにレネさんの英会話教室では、さまざまな生徒さんが集まる新たなコミュニティーが育くまれていました。「みんなが支え合い繋がることで、私たちのような移住者は暮らしやすくなるでしょう」と笑顔でお話ししてくれたことも印象的でした。

 

レネさんが話す英語はとてもクリアで聞き取りやすいので、これから英会話にチャレンジしたい!という方にも『レネの英会話教室』はおすすめですよ ♪

 

(マツオ)

 

 


 

 

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