2023年秋、市内を運転していると、「韓国食品&カフェ ヨギヨ」という新しい看板を発見!
早速伺ってみると、店内には韓国食品やお菓子はもちろん、キンパやトッポキなどのフードメニューや、日本でも人気を集めているハンガンラーメンまであるではないですか…!
これは韓国好きな方はもちろん、あまり韓国に馴染みのない方でも楽しめること間違いなし♫
その後も何度かお店にお邪魔していると、幅広い年代のお客さんが、それぞれいろんな楽しみ方をしていることが分かってきました。
まずは店内をご紹介します♪
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韓国食品&カフェ「ヨギヨ」
入り口には、こんな映えスペースが…!
お店に入ると、韓国食品やお菓子、冷凍食品などがたくさん!
最近はスーパーでも韓国の食品を見かけることがありますが、ヨギヨには普段見かけないような調味料も並んでいて、「本場」を感じることができます。
見ているだけでワクワクします!
「どれにしよう…」「これは一体何?」「辛くないのかな…?」と、戸惑ってしまう方もいるかもしれませんが、その点は心配ありません♫ 女性の店主さんが、「これは辛くないよ!」などと教えてくださるからです。
メニューポードは入り口にあります!
ヨギヨは、フードメニューも充実!ボードにはたくさんのメニューが書かれていて、見ているだけでワクワクします。
定番のキンパやトッポキ、ホットクやチーズドッグも食べられますよ。
イートインはもちろん、テイクアウトもOK!テイクアウトは事前予約がおすすめとのことです。
一番人気のキンパ♫
そしてヨギヨのイチオシは、ハンガン(漢江)ラーメン!
※ハンガンラーメンとは、韓国ソウルを流れる漢江(ハンガン)沿いにあるコンビニで、袋のインスタントラーメンを買い、簡易アルミ鍋を使って自動調理器で作るラーメンのこと。
川沿いのベンチなどで夜風に当たり、夜景を眺めながら食べるラーメンは、ソウルの若者の青春の味です!
たくさんの種類のラーメンがずらり!
こちらの棚から好きなラーメンを選んだら、韓国から直接取り寄せた自動調理器とアルミ鍋で、ラーメンを作ります。
自動調理の様子は、動画映えもしそう!
インスタント麺をアルミ鍋に割り入れたら、自動調理器のボタンを押します。お湯が出て、グツグツしてきたら、あっという間にラーメンが出来上がり♫ 調理は店主さんが手伝ってくださいました。
追加でキムチトッピングをお願いして、お店奥のイートインコーナーで「いただきます!」
一緒に注文した手作りキムチがとってもおいしくておすすめ!店内でも販売しています。
ヨギヨは、こちらのイートインコーナーも楽しめるポイント♫
オシャレなお部屋で食事をしながら、大画面でyoutubeなどの動画も楽しめます。
ゆったり過ごせる空間ですよ〜!
韓国のおいしいものを食べながら、広々としたスペースでエンタメも楽しめるのが魅力のヨギヨ。
お店の方と話してみると、店主さんは韓国出身で、旦那さまは元料理人とのこと!
さらに興味が湧いたので、後日、お二人に詳しくお話を伺いました。
夫の大河原剛さん(左)と、妻で店主の張さん(右)。
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「ヨギヨ」が韓国と富岡をつなぐ
― 店名の「ヨギヨ」は、どういう意味なのでしょうか?
張さん:「ヨギヨ」は韓国語で「ここです」という意味です。「お店はここですよ」という感じで分かりやすいかなと思い、この名前にしました。
― お店をオープンしたきっかけは何だったのでしょうか?
張さん:会社員をしていた時に、「何か新しいことを始めてみたい」と考えていました。当時、韓国のものを買うためには、富岡からわざわざ前橋や高崎まで行かなくてはならなくて…「じゃあ、ここで私がやろう!」と決めたんです。
― 私も、まさか富岡で韓国食品を買えるとは思っていなかったので嬉しいです!
張さん: 富岡市内には、居酒屋や焼肉店など、夜の時間帯に韓国料理を楽しめるお店はありますが、昼間、手軽に韓国の食事を楽しめるお店があっても良いのでは?と思っていました。また、韓国のコンビニでは買ったものをその場で食べるイートインが当たり前なんです。だから、ヨギヨでもイートインを充実させています!キンパなどのフードメニューは、お店で手作りしていますよ。
― 先ほどから、キッチンでトントンと良い音がしていますよね!旦那さんは元々料理人だったとお聞きしましたが…
大河原さん:20代前半まで料理人をしていました。曽木にあった「晴れたり曇ったり」でも働いていましたよ!その経験を活かして、ランチタイムや土日はヨギヨのキッチンで調理もしています。
じつは、ヨギヨでもパスタソースなんかは仕込んであるんです…! 運良く私がお店にいれば、お出しできるかもしれません♫
― ところで奥さまは、いつ日本に来られたのでしょうか?
張さん:25歳の時です。民族舞踊のダンサーとして日本に来ました。今では日本での生活のほうが長くなりましたよ。
― 富岡の印象はどうですか?
張さん:最初、富岡に来た時は「え!畑しかない!」と衝撃的でした(笑)。ソウル出身なので、思い描いていた「THE 日本」のイメージとはかなり違いましたね。
大河原さん:この辺りで一番高い建物がキンカ堂で、ショックだった!って言ってたよね(笑)。
張さん:でも、都会と違って人の温かさを感じることが多いです!人情味があるというか… 。それと、子どもたちも明るくて良い子が多いなと思います。
― お店には高校生も来るそうですね。
張さん:富岡実業高校が目の前なので、女子高生のお客さんも多いです。イートインコーナーでYouTubeを観たり、インスタグラム用の写真を撮ったり。「箸が転んでもおかしい年頃」って言うんですかね、終始笑い声が聞こえてきて。すごく楽しそうに過ごしているのを見ると、私も元気をもらいます!
韓国食品&カフェ【ヨギヨ】
電話:0274-67-5780
住所:富岡市富岡267-1(富岡実業高校前)
定休日:木曜日
時間:11時〜19時
駐車場:あり
お店には、小さいお子さんを連れたママや、「知り合いからこのお店をおすすめされて…」という女性2人組、「韓国語を勉強しているんですよ!」という方も来店していました。
小学生のグループがお店に来ることもあるそうで、 韓国食品のお店が日本の駄菓子屋のような存在になっているのも、面白いなと思いました。
韓国の「おいしい!」「たのしい!」がギュッとつまったヨギヨ、ぜひ足を運んでみてください!
(ソウマ)